歯ごたえの良さで人気の野菜、アスパラガス。
スーパーで簡単に手に入るグリーンアスパラガスの他に、食感の柔らかさと甘みが魅力のホワイトアスパラガスの人気も急上昇しています。
また、疲労回復効果があることから、栄養面でも注目されています。
ここでは、そんなアスパラガスの魅力をご紹介していきます。
アスパラガスとは～グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガス
初夏の限られた時期に、季節の訪れを感じさせてくれる野菜「アスパラガス」。
普段私たちが食べているアスパラガスは、土から顔を出した若い茎の部分です。
アスパラガスには、緑色の「グリーンアスパラガス」と白い「ホワイトアスパラガス」がありますが、その違いについてご存知でしょうか？
この2つは品種が違うわけではなく、栽培方法が違うだけなのです。
グリーンアスパラガスは、芽が出るままにして日光に当てるので、葉緑素がたくさん作られ、きれいな緑色になります。
ホワイトアスパラガスは、芽が出る春先に土を盛り、芽を日に当てずに伸ばす軟白栽培を行うので、仕上がりは白くなります。
グリーンアスパラガスは、栄養価の高さ、シャキッとした歯ざわり、青臭みが特徴です。
ホワイトアスパラガスは、日光に当たっていないため、栄養面ではグリーンのものより劣りますが、食感が柔らかく、ほんのりと甘みがあり、味の面では評価が高いです。
ホワイトアスパラガスの方が、栽培に手間がかかるため、価格は高くなっています。
アスパラガスの栄養成分
アスパラガスの栄養成分の中で、特に注目したいのが「アスパラギン酸」です。
「アスパラギン酸」は、新陳代謝を促し疲労回復に効果があると言われています。
肩こり解消には特に有効なので、気になる人は積極的に摂取すると良いでしょう。
また、アスパラガスの穂先に含まれる「ルチン」は、毛細血管の弾力性を高め、血行を良くするため、血圧を下げる効果が期待されます。
高血圧に悩む人には特に注目して欲しい栄養成分です。
アスパラガスの旬の時期・主な産地・価格
アスパラガスは、国産・輸入のどちらも、一年中、豊富に出回っており、特に旬を意識する必要はない野菜だと言えます。
その中でも、最も美味しい時期を挙げるとすると、国産の露地栽培のアスパラガスの収穫時期である、3月～6月となります。
アスパラガスの主な産地は、北海道です。次いで長野、佐賀と続きます。
アスパラガスの価格は、グリーンアスパラガスの場合は1束で178円～198円程度、スーパーで購入できます。
ホワイトアスパラガスの場合は100グラムで480円～500円程度、ネット通販で購入できます。
アスパラガスの選び方
茎が太めで張りがあり、みずみずしいもの、穂先が開いていないものを選びましょう。
ハカマの形は正三角形のものが良いとされ、同じ大きさであれば重みのあるものがお勧めです。
切り口が乾燥していたり、筋張っているものは、繊維が固く美味しくないので、避けましょう。
アスパラガスの保存方法
新聞紙かキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。
日持ちしないので、2～3日中に食べ切るようにしましょう。
食べ切れない場合は、硬めにゆでて冷凍します。冷凍したアスパラガスは1ヶ月以内に使いましょう。
アスパラガスの調理方法
根元1～2cmは切り落とし、ハカマは包丁でそぎ落とします。
旬の時期のやわらかいアスパラガスは、ハカマはそぎ落とさなくても大丈夫です。
ゆでる場合は、お湯に塩を少し入れ、根元部分から順に入れます。歯ごたえが残る程度の硬さになったら、お湯から出します。色鮮やかに仕上げるには、ゆで上がったらすぐに冷水にとるのがお勧めです。
天ぷらや炒めものにする場合は、下ゆでせずに生のまま調理した方が、風味良く仕上がります。
アスパラガスの美味しい食べ方
グリーンアスパラガスの美味しい食べ方といえば、すぐに思い浮かぶのが「アスパラベーコン」。
弁当の定番メニューですが、前日にアスパラガスをゆでてベーコンを巻くところまでやっておいて、朝はフライパンで焼くだけという段取りが、簡単でお勧めです。
同じくらいお勧めなのが「天ぷら」です。下ゆでなしで天ぷら粉をつけて揚げればOK。
初夏には一度は食べたいメニューです。
グリーンアスパラガスを主菜として食べたい場合、牛肉と合わせて炒めものにするのがお勧め。
味付けは中華風で。オイスターソース、しょうゆ、砂糖をお好みの配分でどうぞ。
市販の中華調味料でもよく合いますよ。
ホワイトアスパラガスを食べるときは、シンプルな食べ方が一番。
ゆでて岩塩を添えるだけで十分です。マヨネーズやタルタルソースも合いますね。
ゆでたものにベーコンとチーズを乗せて焼いた一品も、お手軽ですが美味しいですよ。
まとめ
グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガス。
初夏の風を感じさせてくれる、美味しい野菜です。
調理も簡単なので、ぜひ積極的に、食卓に並べてみてくださいね。
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