「イボナシゴーヤー」というゴーヤーをご存知ですか?

どんな野菜かと一言で言うと、その名前のままで、イボがないゴーヤーです。

通常はイボだらけのゴーヤーですがイボがないなんて、それでもゴーヤーなの?!

と突っ込みたくなる人もいますよね、分かります。

そこで、そんな気になるちょっと不思議なイボナシゴーヤーの正体を探ってみましょう!

今回は、イボナシゴーヤーの価格からイボナシゴーヤーは普通のゴーヤーとどう違うのか?

どうやって食べると美味しいのか?そして健康への効果などをご紹介します。

「イボナシゴーヤー」とは?

日本で出回る以前から、タイなど熱帯アジア圏では一般的に出回っている品種です。

アジア以外でも熱帯地域で野生種が見られるようで、日本には江戸時代に伝わってきたそうです。

ゴーヤーというと沖縄のイメージが強く生産量も多いのですね。

しかし、ここ近年では日本全国で栽培されるようになり、家庭栽培も比較的に簡単でとても身近な野菜となりました。

生産量ランキングでは、1位は断トツで沖縄、2位に鹿児島、3位に宮崎と九州が8割を占めています。

そもそも、ゴーヤーとは?

ゴーヤーは、ゴーヤと表記することも多く、苦瓜(にがうり)やレイシとも呼ばれており、ウリ科ツルレイシ(ニガウリ)属の野菜です。

「ツル」レイシ属という名前からも分かるように、ゴーヤーはツル状にニョキニョキと伸びる性質と「にがうり」という名前に表れているように苦味が特徴と言える野菜です。

最近では、そのツルを緑のカーテンとして夏の強い日差しを防ぐ為に家庭栽培する人が多くなった為、種苗を販売するメーカーが多くなったので手にいれやすくなりました。

いくつかの種類があるゴーヤーの1つがイボナシゴーヤーで他に白い品種もあります。

どんな野菜?旬はいつ頃?

平均的な食べ頃の大きさは、20~25cmで放っておくと、どんどん大きく成長します。

中には、10~15cmが食べごろの短い品種もありますので、袋の説明をご覧下さい。

未完熟の状態を食用とする野菜なので、あまり大きく育ち過ぎると美味しくなくなります。

暑さに強い野菜なので夏が一番おいしくなり、栄養価も高くなり、流通量が多くなるので価格も安くなります。

また近年では施設栽培もされており通年で手に入れることができます。

普通のゴーヤーとの違いは?

冒頭で説明した通り、一番の違いはゴーヤーの特徴である細かなイボが表皮にないことで、ツルツルとした光沢感があります。

ゴーヤーの深い緑色よりも薄めの黄緑色をした表皮は上から下まで繋がった状態でボコっと盛り上がっており、下の方は細く尖っています。

ゴーヤーなのに苦くない?!

次に味の違いですが、普通のゴーヤーは非常に苦い味がウリでもありますが、このイボナシゴーヤーは苦味がまろやかな物が多いので、ゴーヤーが苦手な人でも、イボナシゴーヤーなら食べやすいと言われています。

さらっとした味がイボナシゴーヤーならではの特徴です。

ゴーヤーの苦味は、表皮のイボイボの部分が一番苦いので、そのイボイボがない、このイボナシゴーヤーは普通のゴーヤーよりもサラダなど生でも食べやすいとされています。

サラダなどで食べる際には、なるべく薄くスライスすると苦味も感じにくくなります。

苦味には個体差もありますし人によって感じ方も違うので、苦味を感じるものもあります。

「イボナシゴーヤー=全く苦味がないゴーヤー」ではありませんので、ご注意くださいね。

イボナシゴーヤーの価格は?

イボナシゴーヤーは、まだ普通のゴーヤーに比べると市場に出ている数が少ない為に手に入れるのも少し困難かもしれません。

スーパーで見かけることは少ないので、八百屋もしくは道の駅など、ちょっとマニアックな野菜が並んでいるお店を覗いてみると良いと思います。

家庭栽培をしたい方は、通販で種が10粒で700円位で販売されています。

参考までに、普通のゴーヤーの相場は、だいたい1本300円前後からです。

近年、大人気のゴーヤーは様々な加工品が販売されており、粉末状、乾燥状、チップス、酢漬けなどあります。

苦味が気になる方は、まず加工品から慣れていくのも良いですね。

栄養価が高いって本当?

本当です!ゴーヤーにはトマトやキュウリの5倍以上のビタミンCが含まれています。

しかも、ビタミンCは加熱すると壊れやすいとされていますが、ゴーヤーに含まれているビタミンCは加熱に強いので、ゴーヤーチャンプルーが有名になったのかもしれませんね。

ちなみに、他の野菜のビタミンCは大半が加熱によって失われるのでゴーヤーは貴重です。

なぜ、ビタミンCが大切なのか?

と疑問を持つ人も多いですよね。その答えは、ビタミンCは人体の中では自然に作ることができない栄養素なので意識をして食事から取り入れないといけないから、なんです。

ビタミンC以外にもカリウム、カルシウム、食物繊維など沢山の栄養素が含まれています。

そこで、気になるゴーヤーの健康効果をザックリと、まとめてみました。

・免疫力を強化!風邪などが引きにくくなります。

・美肌になり、シミ、ニキビ、肌荒れに効果的!

・血糖値の正常化と動脈硬化など生活習慣病の予防になります。

・癌や老化の防止になります。

・ホルモン効果で心身共にストレスに対して強くなります。

・鉄分と葉酸により貧血の予防にもなります。

また、ゴーヤーに含まれる苦味の成分が体に良いとされ、食欲の増進や胃腸の粘膜を保護する効果もあります。

夏バテにゴーヤーが効果的と言われるには、理由があったんですね。

サプリメントに頼り過ぎず、自然の野菜からこんなに沢山の栄養が摂れると理想的です!

オススメの食べ方

王道ですが、やはりゴーヤーチャンプル-にして食べる方が多いようです。

ポイントは、縦半分に切って白い中綿と種の部分をスポーンなどでこそげ取ることです。

炒めて食べる場合は気持ち少し厚めに切るとゴーヤーの美味しさを生かすことができます。

逆に生でサラダや酢のものにして食べる場合は、薄めに切ると食べやすくなりますよ。

一度食べたら癖になる?イボナシゴーヤーのススメ

いかがでしたか?

普通のイボだらけのゴーヤーに飽きてしまった人、普通のゴーヤーでは苦すぎて食べられない!という人に一度ぜひ食べてみてもらいたい、イボナシゴーヤーの魅力は伝わりましたか?

ゴーヤーよりも苦味が弱く、サッパリとした淡泊な味が特徴です。

中国の古い書物には『広東の人はライチの食べ過ぎでニキビや口内炎が多くなった時、苦瓜(にがうり=ゴーヤー)で治した』と記載されているほどだそうで昔から栄養価の高い野菜として重宝されてきたことが分かります。

(ちなみに、私も何度か中国へ旅行をしたことがあるのですが本当に色んなレストランのコースでデザートにライチが出てきました。)

95歳を過ぎた私の祖母は庭に毎年ゴーヤーをあふれんばかり育てていて栽培が簡単な様子を実際に目にしました。

今も夏は週に何度もゴーヤーチャンプルーを食べる祖母の長寿の秘訣はゴーヤーなのかもしれません。

お肌もツルツルで病気知らず元気いっぱいな祖母です。