「春日ぼうぶら」南瓜の食べ方は?レシピも公開!

野菜

熊本市の伝統野菜の「ひご野菜」のひとつとして“春日ぼうぶら”という野菜があることをご存知ですか?“春日ぼうぶら”はかぼちゃの一種なんですがとにかく形が特徴的なんです。見た感じとしてひょうたんに似ているもの、ヘチマにも似た感じのものもあります。

かぼちゃとは?

そもそも、かぼちゃとは
みなさんよく知っているとは思いますが、南瓜と書いて「かぼちゃ」と呼びます。

ウリ科カボチャ属の植物の総称なのです

その昔、ポルトガル船から渡来したと言われているかぼちゃは、ポルトガル人が種子島へ漂着した時にカンボジア産の野菜や果物が持ち込んだのをきっかけに、「カンボジアの野菜」と言い伝えられてきたものが 最終的に「かぼちゃ」と呼ばれるようになったとされています。

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種類は3種類

日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃ この3種類に分けられるのです。
かぼちゃのそれぞれの違いや特徴についてまとめてみました! 

日本かぼちゃ

・メキシコが原産国
・熱帯地域での栽培に適している
・水分が多めで粘質が特徴
・甘味は少ない
代表的な品種
黒皮南瓜、鶴首南瓜、春日ぼうぶら、バターナッツなど

西洋かぼちゃ

・ペルーが原産国
・寒冷地域での栽培に適している
・粉質でホクホクしているのが特徴
・日本かぼちゃに比べて甘味は強い
代表的な品種
黒皮栗南瓜、坊っちゃん南瓜、雪化粧南瓜、プッチィーニなど

ペポかぼちゃ

・メキシコが原産国
・熱帯地域での栽培に適している
・外皮が分厚く硬く、強いのが特徴
・品種のによって味はさまざま
代表的な品種
ズッキーニ、そうめん南瓜、金糸瓜など

なんと!いつも私が食べていた南瓜は、日本かぼちゃではなく、西洋かぼちゃだったのです!
どうりで、甘味が強かった訳ですね!

なので、現在の日本で一番多く売られている南瓜は、ほとんどが西洋南瓜なのだそうですよ。

現在の日本人の食文化に一番馴染み、親しみやすいのが理由の一つです。

簡単にかぼちゃの種類や特徴をお話ししましたが、まだまだ知ってもらいたいかぼちゃが沢山あります!

全部を紹介する訳にはいかないので今、私が一番気になっている「春日ぼうぶら」という品種を詳しく見ていきましょう!

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「春日ぼうぶら」って?

これは南瓜です!

・形はひょうたん型、へちま型をしたものがありますが
・大きさは30~50㎝ほど。
・外見は白く粉をふいたようなだいだい色。
・中身はオレンジ色をしています。

特徴としては

・水分が多く柔らかい
・糖度は高めで甘味が強い
・スープやサラダにするのがオススメ

確かに姿はヘチマか瓜にしか見えませんね。
でも味は格別!鮮やかなオレンジ色の果肉と自然な甘味が食欲を満たしてくれます。
 

ぼうぶらって?名前の由来と歴史

「アボウボラ」=abobora
ポルトガル語でウリ科の野菜を意味する

これが訛って「ボウブラ」と呼ばれるようになったんだとか。
一般的には「かぼちゃ」と言われますが、九州地方では「ぼうぶら」と呼ぶそうです。

その九州にある、熊本県春日地区こそが
春日ぼうぶら」の産地なのです!

昭和30年頃から、家庭の庭先でよく栽培されていた春日ぼうぶらですが、西洋南瓜が主流栽培となってきたのがきっかけに、その姿はほとんど見られなくなっていました。

しかし「春日ぼうぶら保存の会」が結成され
平成18年には熊本市から「ひご野菜」として指定され、見事な復活を果たした、伝統的な野菜の1つなのです!

旬な時期は?

収穫の時期 7月~12月
最旬な時期 8月~11月

1個の重さは2~3kgほど 
価格は不明(希少なため分からず)

※決して大量生産はしておらず、少数の農家さんによって大切に育てられているそう。

もっと多くの消費者さんに春日ぼうぶらを知ってもらいたいという願いから、地元では種の無料配布を行ったり、学校の給食などで提供もしている。

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春日ぼうぶらのオススメレシピ!

そんな希少な春日ぼうぶらをゲットしたら
ぜひ作ってもらいたい一品です!!

「春日ぼうぶらのあったかスープ」

材料(大人二人分)
①春日ぼうぶら  300g
②牛乳(豆乳でもOK)120㏄
③水       200㏄
④塩胡椒     適量
作り方
①「春日ぼうぶら」のわたと種を取り除き1~2㎝角に切る。
②耐熱容器に並べラップをかけて電子レンジで2分加熱したら熱いうちに皮を剥く。
③鍋に水とぼうぶらを入れて中火で柔らかくなるまで8~10分茹でる。
④柔らかくなったら一度火を止めて、まんべんなく潰す。(舌触りが気になる人はこす)
⑤牛乳を加えて、火にかけて、とろみがでたら塩胡椒で味を整えて完成です

シンプルな材料で、春日ぼうぶら本来の甘味と旨味を味わってもらえるあったかいスープです!

和風ポタージュ

春日ぼうぶらと熊本長なすの和風ポタージュ

日本かぼちゃの仲間「バターナッツ」

春日ぼうぶらと同じ日本かぼちゃの品種で見た目が似てるかな?
見た目の通り、ひょうたんのような形をした細長いかぼちゃです。

 ・南アメリカ大陸が原産国
・長さは20~30センチほど
・重さは500~1kgほどある
・色はベージュのようなクリーム色をしていてツルツルしています。
・種とわたは下半分の膨らんだ部分だけに入っていて、上半分に果肉が凝縮。
・水分が多く、粘質で甘味があり濃厚

と、こんな特徴をもつ「バターナッツ」も、
見た目は似ていても、味や食感の違いを味わうために一度は食べてみたいものですね!

かぼちゃの歴史は深い

今回は、春日ぼうぶらにスポットを当てて紹介してきました。
見た目は南瓜じゃないのに、かぼちゃ!という驚きと、日本にいるのにまだまだ知らない野菜が沢山あるのね~と関心してしまいました。

消費者にもっと伝統野菜を知ってもらいたいという生産者さんの気持ちに感動しました。
熊本に行ったらぜひとも食べてみて下さいね!