栄養豊富で旨み抜群の魚イワシの簡単調理でさらに魅力アップ!

イワシといえば、刺身、塩焼き、つみれ、なめろうなど、少し脂っぽいけれど、その脂がなんとも言えない旨みを感じさせてくれる、美味しい魚です。

ただ、料理が苦手な人は「調理が面倒」というイメージを持っているかもしれませんね。

ここでは、そんなイワシの魅力について、お手軽な調理法も含め、ご紹介していきます。

目次

イワシの種類

イワシと聞いて、まず皆さんが思い浮かべるのが、鮮魚で食べる「マイワシ」でしょう。

日本でイワシといえば、「マイワシ」「カタクチイワシ」「ウルメイワシ」3種のことを指します。

どのイワシも、スーパーで購入することが可能です。

以下で、イワシの種類別に、購入情報について、ご紹介していきます。

マイワシの特徴・価格・旬の時期・主な産地

代表的なイワシとして知られる「マイワシ」は、鮮魚として店頭に並ぶ機会が多いイワシです。

側線に沿っていくつか黒い斑点が並んでいるのが特徴です。

古くから日本漁業の中心を担っていた魚です。

漁獲量が多く、値段が庶民的ですが、好不漁の周期があるのが特徴で、値段が高騰することもあります。

価格は、丸物 (鮮魚) 1尾、110程度です。丸干し46尾で、300程度です。

目ざし810尾で、200程度です。

旬の時期は、5月~10月です。

マイワシは、主に太平洋沿岸で獲れる魚です。主な産地は、茨城県、愛媛県、宮崎県、島根県です。

カタクチイワシの特徴・価格・旬の時期・主な産地

カタクチイワシは、鮮魚として出回ることが少ないイワシです。

煮干し、みりん干し、しらす、ちりめんなど、なじみのある加工品の材料となることが多いイワシです。

皆さんが食べる機会が一番多いのがカタクチイワシかもしれません。

価格は、丸干し60グラムで、300程度です。

釜揚げしらす50グラムで、300程度です。煮干し150グラムで、430程度です。

みりん干し5尾で、340程度です。

旬の時期は、9月~1です。

カタクチイワシは、日本各地の沿岸で獲れる魚です。

主な産地は、千葉県、三重県、茨城県、長崎県です。

ウルメイワシの特徴・価格・旬の時期・主な産地

ウルメイワシは、主に丸干しとして流通する魚です。

目に串やワラを刺したものは「目ざし」、頬から通したものは「頬ざし」と呼ばれます。

丸干しを購入するなら、産地で購入することをお勧めします。

原料の鮮度がいいので苦みが少なく味が良いというのがその理由です。

価格は、丸干し5尾で、320程度です。煮干し100グラムで、380程度です。

旬の時期は、12月~2です。

ウルメイワシは、暖流に面した沿岸で多く獲れる魚です。主な産地は、長崎県、宮崎県、三重県、愛媛県です。

イワシの栄養成分

栄養価が高い魚、イワシ。

特に注目したいのは、DHAEPAといった栄養素が豊富に含まれているという点です。

DHAには、脳の神経細胞に入り込んで、神経細胞の情報処理能力をアップさせる効能があります。

脳を活性化したい、勉強の効率をアップさせたい、という人には最適な栄養素です。

EPAには、血液をサラサラにして血栓を予防する効能があります。

成人病を気にする人にとっては、積極的に摂取すべき栄養素のひとつです。

イワシの美味しい食べ方

ここでは、鮮魚で食べることが多い「マイワシ」の美味しく、手間のかからない食べ方をご紹介していきます。

「マイワシ」の刺身は、最高に美味しいですが、手開きして小骨を抜き、皮をむいて、と手間がかかります。

塩焼きが手軽で美味しいですよ。振り塩をして1時間以上寝かせて、魚焼きグリルで焼きます。

大根おろし、柑橘類 (かぼす、すだち、レモン) を添えて食べると美味しいです。

「なめろう」は、見た目を気にしなくて良いので、お手軽です。

三枚に下ろした身を細かく切り、ねぎ、みょうが、青じそなどとみそを加え、包丁でたたけば出来上がりです。

料理本やネットでよく紹介される「マイワシの青じそ揚げ」もお勧めです。

手開きしたマイワシに青じそを巻き込んで、天ぷら粉をまぶして揚げたものです。梅肉を添えて食べます。

マイワシの脂っこさは人によってはくどく感じるものですが、この調理法により、マイワシのくどさが爽やかさに変身します!

魚が苦手な人やお子さんにも食べやすい料理ですよ。

イワシの栄養とは

イワシにはDHA・EPA・ビタミン・カルシウム・鉄分など体に良い栄養成分がたっぷり含まれています。

イワシの栄養成分EPA、DHAは「病気の予防」に効果的

イワシに含まれるEPA(エイコサペタンエン酸)DHA(ドコサヘキサエン酸)には、血液をサラサラにする成分や脳細胞を活性化させ、頭の回転を良くする効果があると言われています。

それにより脳梗塞や心筋梗塞などの病気の予防、痴呆症やアルツハイマー型認知症等の予防に効果があるのです。

イワシに含まれる鉄分は貧血を予防

成長期に必要なカルシウムやカルシウムの吸収を助けるビタミンDなどの栄養成分も多く含まれています。

またDHA・EPAは、内蔵脂肪を減らす効果があり、血液の流れを良くし代謝を助けダイエットにも効果があるとされています。

まとめ

DHAEPAといった栄養が豊富で、人気の魚、イワシ。鮮魚、干物、煮干し、しらすといったさまざまな形で食卓にのぼる、私たちにとって案外身近な魚です。

鮮魚で食べる場合、小骨が気になったりと、買うのをためらう人も多いかもしれません。

ここでご紹介したお手軽な調理法を参考にして、夕食のおかずのレパートリーのひとつに加えてみてはいかがでしょうか?

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