新鮮な生ガキの旨みたっぷりの、あの美味しさ…。
一度味わってしまうと「もう一度食べたい!」とその味が恋しくなるもの。
家庭で美味しい生ガキが食べられたら、最高ですよね。
ここでは、案外知られていない、カキに関する情報とその魅力をご紹介していきます。
カキの種類
日本では約25種類のカキが獲れますが、食用とされているのは主に、養殖の「マガキ」と天然の「イワガキ」の2種類です。
天然のイワガキは漁獲量が限られているため、流通しているカキのほとんどが、養殖のマガキです。
イワガキはほとんどが天然もので主に日本海側で獲れ、マガキは養殖ものがほとんどで主に太平洋側で養殖されています。
カキはスーパーで購入することもできますが、鮮度管理の難しさを考えると、信頼のおけるネット通販ショップで購入するのがお勧めです。
以下で、カキの種類別に購入情報をお伝えしていきます。
マガキの特徴・価格・旬の時期・主な産地
国内で流通しているカキのほとんどが、この養殖の「マガキ」です。
マガキは、殻つきと剥きガキで流通します。
流通しているカキには、生食用と加熱用があります。
濃厚な旨みがあり、食感はあまりなく、独特のクセがありこれが好まれています。
価格について。生食用生ガキ (殻つき) 1個で、175~370円程度です。
生食用生ガキ (殻つき) 20個で、5,800円程度です。加熱用生ガキ (殻つき) 20個で、5,700円程度です。
生食用生ガキ (剥き身) 15~20粒で、1,500円程度です。
加熱用生ガキ (剥き身) 15~20粒で、800円程度です。
旬の時期は、晩秋から春です。
マガキは、夏場は産卵期にあたるため、菌の繁殖が活発になり、食中毒の危険が増します。
英語圏では、月の名称に”r”がつかない月 (5~8月) には、マガキを食べてはいけないと言われていますので、参考にしてください。
マガキの主な産地について順位順にご紹介
広島県 (第1位)
言わずと知れた養殖マガキの一大産地です。
広島県産のマガキは、あっさりとした味わいで、どちらかというと加熱用に向いています。
広島県は、大きい川が瀬戸内海に流れているため栄養が豊富な地域で、マガキが大きく育ちます。
宮城県 (第2位)
養殖用種ガキの生産県としても有名な宮城県。生食用のカキに限定すると、生産量第1位は宮城県です。
宮城県産のマガキは、濃厚すぎるほどカキの味を感じることができます。
宮城県は、外洋に向かって海が開けているため海水が清潔で、そこで獲れるマガキは生食用に向いています。
岡山県 (第3位)
広島県と同様、入り組んだ瀬戸内海で盛んに養殖が行われています。
最も養殖が盛んなのが日生 (ひなせ) 地区です。
イワガキの特徴・価格・旬の時期・主な産地
天然のイワガキは、漁獲量が限られているため、価格も驚くほど高く、食べる機会は少ないかもしれません。
ネット通販ショップで購入することもできますが、産地に出向いて食べるのが、味の点でも価格の点でもお勧めです。
イワガキは、生で食べるのが一般的です。
1個食べるとお腹がふくれるほど、可食部が大きいです。独特の渋みと濃厚な旨みが特徴です。
価格について。生食用生ガキ (殻つき) 1個で、425~800円程度です。
生食用生ガキ (殻つき) 6個で、4,000円程度です。
生食用生ガキ (殻つき) 10個で、5,500円程度です。
旬の時期は、春から夏です。マガキと交代するように入荷してきます。
生食用のカキと加熱用のカキ
マガキの場合は、「生食用」と「加熱用」の2種類のカキが存在します。
この2種類には、どのような違いがあるのでしょうか?
「生食用」は、カキを収穫後、一定期間無菌状態の海水で体内の細菌を出したものです。
その分旨みは少なくなっています。「加熱用」のカキは、体内の細菌を出さず、そのまま出荷しています。
用途を正しく守って調理することが大切です。
例えば、「加熱用」のカキを使って「シーフードグラタン」を作るとします。
加熱不十分のままグラタンを仕上げて、半生のカキを食べてしまうのは、良くありません。
カキに細菌が残っていて、腹痛を引き起こす可能性があります。
「加熱用」のカキの火の通し加減には、十分注意しましょう。
カキの美味しい食べ方
カキは、殻つきのものを「生ガキ」で食べるのが、最高の食べ方です。
柑橘類だけで食べるとほどよい塩味が感じられて、絶品です。
産地で食べるのであれば「焼きガキ」も良いですね。
殻つきのカキを屋外で炭火で焼き上げます。カキの殻が開きはじめたら、エキスが漏れないように、すぐに上の殻を取り去るといいでしょう。旨みが凝縮されて、とても美味しいですよ。
マガキの場合は、「カキの炊き込みご飯」もお勧めです。
作り方もいろいろありますが、最も簡単なのは、マガキの剥き身をしょうゆと酒で味つけして、米とともに炊飯器で炊くというやり方です。
あれこれ手間をかけなくても、味の方は絶品ですよ。
まとめ
さまざまな魚介類がある中で、なぜか熱狂的に好む人が多い、カキ。
他の魚介類では味わえない濃厚な旨みが、人を惹きつけて離さないようです。
信頼できるネット通販ショップを見つけて、ぜひ家庭でカキ料理を楽しんでみてくださいね。
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