蓮根といえば、いつでも売っているようなイメージ。
気にしてなかったけど、旬はいつなの?種類はあるの?栄養も気になる。
普段考えなかったこともよく考えてみるとわからないことがありますよね。
今回はそんな疑問と、蓮根をよりおいしく食べれる簡単レシピと共にご紹介したいと思います!
1.値段の相場
1年を通しても比較的買いやすい蓮根ですが値段の相場はどのようになっているのかチェックしておきましょう!
・スーパーで購入すると
100gあたり=80~90円前後
ここで注目したいのが、国産品と中国産との値段の違いでした。
中国産は100gあたり=60円前後 と安い
有機栽培(国産)のものだと
100gあたり=170円前後
・直売所(道の駅など)で購入すると
100gあたり=70円前後
1袋に沢山入っているのでお得なイメージ
・通信販売で購入すると
1kg入り=600円前後+送料がかかる
・冷凍ものの蓮根を購入すると
500g入り=300円前後
と、やはりとれたての土臭い蓮根のほうが新鮮さは一番ですが、冷凍ものは保存が利くうえに安価でお手頃です。
産地や有機商品によっても値段の差があるといえますね!
2.旬な時期
蓮根の旬な時期は2つの違った風味や食感を味わうことができるそうなんです!
まずは「新レンコン」と呼ばれ6~9月にかけて秋口に収穫される蓮根は、あっさりとしていてみずみずしいのが特徴のようです。
そして最も旬といえるのが11~3月です。
寒い冬場で身が締まり、甘みも増すのがこの時期に収穫された蓮根なんだそう。
粘りも強く食感も歯応えが強い蓮根が味わえます。
3.名前の由来
蓮(はす)の根と書いて蓮根と呼ぶその由来はどこからきたのでしょうか?
蓮の下部の茎の部分が肥大した様子が根に見えることから蓮の根=蓮根と名付けられたのだとか。
また、蜂の巣の形に似ていることから「ハチス」と呼ばれ、そこからハスという発音に変わったともされています。
日本や中国でしか主に食用とされていないようですが、蓮根の穴を覗くと先が見通せるということから縁起物としておせち料理に振る舞われるなど重宝されています。
4.名産地はどこだ?
全国各地で栽培されており、1年を通して産地を変えて食べることができている蓮根ですが、日本一の生産地はどこなのか?
それは茨城県です!
霞ヶ浦周辺で作られており、土壌がしっかり肥えていて水温が高いという条件が美味しい蓮根を育てられる秘策なのだそう。
蓮根を傷つけないように水圧で浮かび上がらせて収穫する「水堀り」が活躍し、より品質の高い蓮根ができるのだ。
5.栄養がすごかった!
蓮根の主な栄養はこちら
- ビタミンC、ビタミンB1,B2,B6、ビタミンE
- ナイアシン、パテント酸、葉酸、
- ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン
- マグネシウム、鉄分、亜鉛、銅、マンガン
- ヨウ素、セレン、モリブデン、食物繊維 など
ビタミンも豊富で鉄分、食物繊維も多い食材は女性にも嬉しいですね!
なんとなく根菜って栄養面では劣るイメージが勝手にあったのですが、調べてみてびっくりでした。
6.蓮根の種類と選び方
蓮根には大きく分けて日本に元々あった在来種と、中国から伝わったとされる中国種があります。
・在来種
細長く、茶色い。粘り気が強い。食感は柔らかめで味が濃い。
地下茎が深いため収穫に手間がかかるため出荷量は少なくなってきている。
主な品種
天王(てんのう)、上総(かずさ)など
・中国種
明治時代に中国から日本へ伝わった種類
太く短い。色は白っぽく、肉厚で歯応えが強いのが特徴。
現在多く出回っているのが中国種。
<主な品種>
- 金澄(かなすみ)
- だるま
- 加賀れんこん
おいしい蓮根を見分けるには、ふっくらとして丸みがあり、皮に艶があり、色は茶色く穴が小さめなものが良いそうです!
7.簡単レシピ
シャキシャキっとした食感がおいしい蓮根もいつもとちょっと違ったレシピで大変身!
・蓮根の味噌バター焼き
味噌とバターの香りが食欲をそそります。
<材料>
- 蓮根 300g
- 片栗粉 適量
- 味噌 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さじ1
- バター 10g
- 小ネギ 適量
- サラダ油 大さじ1
<作り方>
- 蓮根は皮をむき、半月切りにしておく
- 蓮根に片栗粉をまぶしておく
- フライパンにサラダ油をひき、蓮根を炒める
- 味噌、みりん、醤油を1つにして混ぜておき、これを3のフライパンに入れて混ぜる
- 5分ほど炒めたら最後にバターを入れ、小ネギを散らして完成
・チーズ蓮根磯部焼き
チーズとのりと蓮根の相性はばっちり!
<材料>
- 蓮根 250~300g
- 片栗粉 大さじ1
- ピザ用チーズ 20g
- 焼き海苔 適量
- 醤油 小さじ
- みりん 小さじ1
- サラダ油 大さじ1
<作り方>
- 蓮根は皮をむき、ボウルに入れてすりおろす。
- そこへ片栗粉、ピザ用チーズを入れて混ぜる
- 6等分にして丸く平たくしておく
- フライパンを温めてサラダ油を入れて、3を焼く。
- 焼き色がついたらひっくり返して裏面も焼く
- 醤油、みりんを入れて蓮根に絡める
- フライパンから出して焼き海苔を巻いて完成
8.蓮根とは
蓮根の旬は冬秋と冬で一味違うと知ったら、ぜひ違いを試してみたくなりました。
ぜひスーパーで安い時は毎日の食卓に上げてみてはいかがでしょうか。
蓮の花の下には、こんなに栄養豊富な宝が隠れていたんですね。
日本や中国以外にももっと食べる国が増えたら、健康にも繋がりそうですね。
まさに縁の下の力持ちな野菜なのでした。
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