アンディーブ(チコリ)の値段は?どんな食べ方がある?

アンディーブ」(チコリ)という野菜をご存知ですか?

私はフランスへ行った時に初めてアンディーブを食べたのですが、独特な苦味があり最初は抵抗がありました。

でも食べ方を工夫していくうちにホロ苦さとほんのりと感じる甘みにハマッてしまい今では大好物となりました。

まだ日本ではあまり浸透していないのですが、最近は国産のアンディーブも少しずつ出回り始めています。

今回は、その西洋野菜アンディーブの魅力や価格と食べ方をご紹介します。

目次

アンディーブって英語?フランス語?

実は、Endive(アンディーブ)はフランス語です。英語名だと、Chicory(チコリー)です。

日本名だと、あまり馴染みがないかもしれませんが「キクニガナ(菊苦菜)」といいます。

そこで、気を付けて頂きたい仲間の野菜があります。

同じキクニガナ科の「エンダイブ」は、アンディーブと同じくEndiveと英語で書きます。

しかも、エンダイブはフランス語で「チコリー(またはシコレ)Chicorée」というので、アンディーブと逆の読み方なんですね。

この2つの野菜は名前こそ紛らわしいのですが、見た目は違うので間違えにくいです。

エンダイブも苦味があり主にサラダに使われ、ギザギザした葉でレタスに似た外見です。

どこが原産の野菜?いつが旬?

原産はヨーロッパ、主にフランス、イタリア、ベルギー、オランダなどで栽培されており、なんと18世紀から日本にも輸入されています。

国内の栽培が始まったのは、1980年代で欧州を視察した、もやし業者がきっかけでした。

一般家庭の食卓にはまだあまり並んでいないようですが、岐阜県や北海道など国産も少しずつ増えてきているようで嬉しいですね!

本来は冬の野菜なので、国産のものは12月から3月末が旬となります

輸入されるアンディーブは1年を通してスーパーマーケットや市場や通販で購入することができます。

白菜のような白と薄い黄緑色をしたものが主流ですが、中には紫色をした種類もあります。

値段・価格

お店によって価格はだいぶ異なるとは思いますが、通販ですと国産(岐阜県)の葉の部分が

5本で1260円なので、1本あたりにつき252円ぐらいから売っています。

栄養価は?

アンディーブは、葉の部分と根の部分で異なる食べ方をします。

畑で芽の大きさと同じ位、十分に育てたアンディーブの根を切りとり、工場内で光を遮断して水耕栽培することにより新芽が生えます。

栄養素が豊富で立派な根の部分は、ドイツでは薬のような効果があるハーブとして使われています。

また、焙煎(加熱乾燥)させた根を使ったチコリコーヒーやお茶があり、ノンカフェインなのでカフェインが苦手な人に密かな人気商品となっています。

この根にはチコリ酸という成分が含まれており、肝機能を高める効果と消化を促進する効果があります。

また、イヌリンという食物繊維が血糖値を下げ、糖尿病の改善に効果的です。

水耕栽培によって出てきた新芽はミニ白菜のような形をした葉をしていて、生で食べたり、フレンチやイタリアンのレストランで前菜やつけ合わせに欠かせない食材となっています。

新芽に高い栄養価はありませんが、可愛らしいボート形の細長い葉を生かして素敵な一品が作れるのでパーティーや食卓を彩ることもできますし、シャキッとした食感も楽しめます。

オススメの簡単レシピ

フランスやイタリアでは、そのままサラダとして適当に食べやすい大きさに切りボウルに入れ、お好みでオリーブオイル、マスタード、バルサミコ酢などにクルミをまぶして食べたりします。

生では苦味が気になるという人は、オリーブオイルで軽くソテーしたりします。

アンディーブは西洋野菜ですが、和食も好きな私は白いご飯に合う味付けを見つけました。

胡麻油と醤油・みりんを少しかけて、クタッとする程度に軽くソテーして、最後に胡麻を振りかけます。

すると、苦味はほんのり感じる程度で生で食べるよりも甘味がグッと濃く出ます。

これなら和食の時でも肉や魚の付け合わせにもピッタリで簡単なので便利です!

それでも子供には、なかなか受け入れにくい苦味があると思いますので慣れてくるまで、クリームと合わせたグラタンやリゾットにすると更に苦味は減り、美味しく食べられます。

「ハーブの王様」と呼ばれるアンディーブ

いかがでしたか?ヨーロッパでは定番野菜となっている、アンディーブですが調理方法によって様々な味を楽しむことができる魅力的な野菜です。

いつも同じような野菜を使った料理にマンネリしている方には特にオススメです!

これから日本でもヨーロッパのように流行るかもしれない、アンディーブを先駆けして料理のレパートリーを増やしてみませんか?

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