栄養満点の美味しい魚ブリの美味しい食べ方とは【冬の味覚の王様】

出世魚として有名なブリは、冬の魚介の代表格として、老若男女問わず、あらゆる人に人気の魚です。

味の良さだけではなく、栄養が豊富なことも、魅力のひとつ。

他の魚とは違うブリのお勧めポイントについて、以下でご紹介していきます。

目次

ブリの価格・旬の時期・主な産地

冬の魚介の代表格として知られるブリ。

この時期のブリは脂がのってとても美味しい上に、栄養も満点です。

また、成長するにつれて呼び名が変わる出世魚として知られているブリは、「めでたい魚」として認識されており、お祝いの席や神前の供え物、贈答などによく使われます。

まず、ここでは、ブリを購入する際、参考になる情報をお伝えしていきます。

価格について。ブリ切り身1切れで240円程度です。

ブリ切り身2切れで280470程度です。

ブリ照り焼き (加工品) 1切れで200程度です。

天然のブリが美味しくなる旬の時期は、たっぷりと脂を蓄えた122月の冬の時期です。

この時期のブリは、「寒ブリ」と呼ばれ非常に人気が高いです。

この時期は主に日本海側でたくさん獲れ、太平洋側では少し遅れ、23月に多く水揚げされます。

ブリより少し小さい天然のハマチ、イナダサイズのものは、秋に多く水揚げされています。

天然ブリの主な産地は、長崎県、石川県、島根県です。

日本海側が多いと言えます。

養殖ブリの主な産地は、鹿児島県、大分県、愛媛県です。

養殖の方法は、モジャコ (ブリの稚魚) を漁獲し、それを23年間畜養して、出荷するという方法です。

ブリの呼び名

ブリは、成長するにつれて呼び名が変わる出世魚です。

関東と関西で呼び名は違い、対象となるサイズも人によって見解が違うのですが、一般的な呼び名を以下に挙げておきます。

<<関東>>
ワカシ (15~30cm) → イナダ (30~50cm) → ワラサ (50~60cm) → ブリ (60cm以上)

<<関西>>
ツバス (15~40cm) → ハマチ (40~60cm) → メジロ (60~80cm) → ブリ (80cm以上)

上記の呼び名とは別の経緯で定着した呼び名ですが、関東地方限定で、養殖物のブリのことを「養殖ハマチ」と呼ぶことがあります。

かつて、4050cmほどの大きさの養殖物を関西から関東にハマチとして出荷していたことから、関東地方では、養殖物はすべて「養殖ハマチ」と呼ばれるようになったということのようです。

ブリの栄養成分

良質のたんぱく質を豊富に含むブリは、肉嫌いの人の栄養補給にお勧めの食材です。

養殖物の方が天然物よりも、脳を活性化させるDHA、血栓などを防ぐ働きをするEPAを豊富に含んでいます。

血合いの部分に鉄分やタウリンが豊富なので、貧血に悩んでいる人は、血合いも残さず食べることをお勧めします。

ブリの選び方

ブリを選ぶときは、身体がふっくらしていて張りがあるもの、えらが鮮紅色のものを選びましょう。

血合いが鮮やかに赤いブリは新鮮です。

古くなると血合いは褐色になります。

養殖物は季節を問わず品質が安定しているので、いつ購入しても問題ありません。

天然物は冬が旬なので、やはり122月に購入するのが良いでしょう。

ブリの美味しい食べ方

ブリは、下処理が不要なので、あらゆる魚介類の中でも最も調理が簡単な魚だと言っていいでしょう。

以下でお勧めのレシピをご紹介していきます。

<<ブリの照り焼き>>

器に漬け汁 (しょうゆ・大さじ2、酒・大さじ2、みりん・大さじ2) を用意し、ブリを15分間漬けます。このとき、上からラップをピッタリ貼りつけると、魚にしっかり味をしみ込ませることができます。ブリを取り出し汁気をふきます。フライパンで強めの中火でブリをよく焼き、いったん取り出します。漬け汁をフライパンに入れ、中火で煮立て、煮立ったら、ブリを戻し入れて味をからめます。漬け汁の配合はお好みでどうぞ。

<<ブリのチキン南蛮>>

ブリの切り身の皮を包丁でそぎ取ります。次に甘酢ダレ (しょうゆ・大さじ2、みりん・大さじ2、酢・大さじ1、砂糖・大さじ1、ショウガの絞り汁・小さじ1/4) を用意します。甘酢ダレを鍋に入れて煮立たせ、少し煮詰めたら火を消して冷まします。次に和風タルタルソースを用意します。市販のタルタルソースに刻んだらっきょうを入れるとお手軽です。ブリに軽く塩を振り、少し置いたら水分をふき取り、こしょうを振ります。ビニール袋にブリを入れ、薄力粉を加えてまぶします。ブリに付かなかった薄力粉を袋から取り出して、溶いた卵と混ぜ合わせてからもう一度袋に戻し、そこにブリを入れて、ブリに衣を付けます。フライパンでブリを揚げ焼きし、油を切っておきます。揚げ焼きしたブリを盛りつけたら、甘酢ダレを回しかけ、和風タルタルソースを添えたら完成です。

まとめ

下処理が不要で、たんぱく質などの栄養が豊富なブリは、調理に手間をかけたくない主婦の強い味方です。

肉に負けないほど栄養が豊富なので、肉嫌いの人にぜひお勧めしたい食材です。

また、こってりした味わいが魅力なので、淡白な味わいの魚が嫌いな人にも、お勧めできます。

ぜひ一度、スーパーで手に取ってみてくださいね。

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