海外ではよく食べられているアーティチョークをご存知でしょうか?
日本ではまだまだ認知度が低い野菜で、見たことがない!という方も多い食べ物です。
その価格は幾ら? そもそもその名前の由来?食べ方のヒントは?
今回はこの不思議な野菜、アーティチョークについてご紹介します。
アーティチョークって?
アーティチョークとはヨーロッパ、地中海沿岸で取れる野菜で、ヨーロッパだけでなく欧米などでも身近な食材として使われています。
日本では朝鮮アザミとも呼ばれている他年草で、大型のものは約2mを越すこともあります。
食用となる部分はつぼみのような形をしており萼はグリーンで肉厚があり多肉植物のような見た目なので、一見すると野菜だとは気づきにくい野菜です。
アーティチョークの名前の由来
アーティチョークは最も古くから栽培されている野菜のひとつと言われています。
アーティチョークという名前は1530年代にイタリアのarticioccoという場所から取られたという諸説がありますが、それよりも前のギリシャローマ時代に品種改良がされ、食用として食べられていました。
アーティチョークの価格は?
アーティチョークはまだまだ輸入野菜なので、価格も高め。
1個のアーティチョークが1200円から1500円ほどで売られています。
基本的にスーパーで新鮮なものを買うのは難しく、ネット通販で購入した方が安いです。
さらに水煮加工されたものなら少し安く買うことができます。
瓶に加工されたアーティチョークは1キロ2500円ほどで売られています。
料理のメニュー次第では加工されたものでも十分に食材として使える上に、下準備がいらない為おすすめです。
アーティチョークの旬な時期
アーティチョークは、日本ではまだまだ食べられることが少ない輸入野菜です。
国産のアーティチョークも少数の畑で生産はされていますが、数が限られています。
国産アーティチョークの旬の時期は4月から7月に出回っていますが
食べごろのおいしいものが食べられるのは5月、6月頃です。
輸入アーティチョークは主にメキシコ産のものが通年出回っています。
アーティチョークはどうやって食べる?
見た目が変わっているアーティチョークは、食べ方に困る方も多いのではないでしょうか?
アーティチョークはその肉厚の萼の根元部分や、つぼみの芯の部分を食べます。
アーティチョーク・ハートと呼ばれている部分で、調理するとほくほくした感触が味わえる絶品野菜です。
ついている萼の上部分は煮ただけでは繊維質が強いためあまり食べられていませんが、煮てアーティチョークティーにすることができます。
他にもオーブンで焼いたり唐揚げにすると美味しく食べられますよ。
アーティチョークを調理する際には下準備と食用となる部分を取り除く必要があります。
基本的なアーティチョークの食べ方
1.ガクの先の部分を切る
まず調理用はさみなどでアーティチョークのガク先端部分を切り落とします。この部分は茶色くなっているのでその部分だけ切るようにしましょう。
2. 煮る
ガクの先を上にした状態で、鍋で茹でます。20分から45分茹でてアーティチョークを柔らかくしましょう。
ある程度 時間がたったら一度ガクを一枚取れるかどうか確認します。スッと外れるかどうかが茹で加減の目印です。
3. ガクを全て剥がす
ガクを一枚ずつはがしていきます。ガクの根元、白くなっている部分は食用で食べられるのでその部分だけそぎ取ります。
4. 芯の部分を取る
ガクを全て剥がすと、ふさふさとした花のような部分がでてきます。この部分は食用ではないため、取り除きましょう。花の部分を取り除くとでてくるのがアーティチョークハートと呼ばれる中心の部分です。ここが一番美味しくいろいろな料理に使われます。
アーティチョークを使ったおいしいレシピ
アーティチョークは海外ではディップやオーブン焼きで食べるのが主流です。
今回は簡単にできるアーティチョークディップをご紹介します。
■アーティチョークディップ
材料 4人分
・アーティチョーク 1個
・パルメザンチーズ 1/2カップ
・マヨネーズ 100g
・にんにく 2ヶ
アーティチョークはしたん準備をして柔らかい食用の部分だけ取り除いておきます。
細かく刻み、同じくにんにくも細かくみじん切りにします。
用意しておいたマヨネーズとパルメザンチーズを混ぜそこにアーティチョークとにんにくを混ぜよくなじませます。
クラッカーやバゲットと相性がいいので、パーティーやちょっとしたおつまみにおすすめですよ。
アーティチョークで料理のレパートリーを増やそう!
いかがでしたか?アーティチョークはアンチエイジング成分やビタミンが豊富な野菜なので食べて損はない食材です。
下準備がちょっと大変ですが、そんなときは瓶詰めのものがおすすめです。
今回はアーティチョークディップを紹介しましたが、他にもパスタやソテーに使ったりといろいろな使い方ができる野菜なので、ぜひトライしてみてくださいね。