カブと聞くと、丸くて白いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
実はカブには、沢山の種類があります。
小さいカブ、大きいカブ、細長いカブ、白いカブ、赤いカブ…とさまざまです。
今日はそんな数あるカブの中から、私が興味を持った品種をピックアップして、値段の相場や、特徴、オススメの食べ方などをご紹介していこう思います!!
まずはじめにカブ(蕪)とは…??
原産地はヨーロッパから中央アジアにかけて
広まり日本には中国から渡来されたと言われているのがカブです。
アブラナ科に属する根菜で同じ仲間としては白菜やチンゲン菜、菜の花などがあります。
カブは根の部分だけでなく葉の部分も食べることができ、栄養が豊富に入っています。
江戸時代頃にはすでに、多くの品種が出回っていたとされていて、現在でも日本各地で伝統野菜として栽培されているのです。
カブは別名「スズナ」とも呼ばれ、春の七草の1つにもなっています。
カブの根の部分が頭の形に似ていることから被り物の兜を意味するようで現在でも「かぶり」「かぶら」などと呼ばれている地域も少なくないそうです。
栄養面と効能について
カリウム、葉酸、βカロテン、ビタミン、鉄分などを含む。
※根より葉の部分に栄養が詰まっているので 捨てずに食べましょう!
根の部分に含まれるアミラーゼとよばれる物質が胃痛や胃もたれを緩和させてくれるのだそう。生で食べるとより効果的!
大根おろしならぬカブおろしがオススメ!
抗酸化作用のあるβカロテンや、ビタミン、鉄分、葉酸が含まれていて女性には嬉しい老化防止や、美肌効果、貧血などの予防にも役立つ野菜と言えます。
こんな栄養満点のカブにはどんな種類があるのか気になってきませんか?
さまざまな品種について詳しく見ていきましょう!
カブの品種の特徴や値段、旬な時期とは?
今回はぜひ知ってもらいたい5品を選抜してそれぞれの品種の違いについて、その特徴や値段、食べ頃の時期などについて紹介します!
No.1 聖護院かぶ(ショウゴインカブ)
主に関西地方を中心として栽培されている
京野菜の1つとして名を誇り、京都では「千枚漬け」が有名です!
大きさは直径約15㎝ほどもあり、重さはなんと1~5㎏を越えるほどの大カブです。
値段:1㎏=800~1000円が相場
旬な時期:10月~2月頃
No.2 もものすけ
日本にある、ナント種苗が開発したカブで、
お尻側から皮に切れ目を入れると手で剥くことができ、その剥いた姿はまるで桃のようだということでその名がついた赤カブです。
表皮が赤く果肉はほんのり赤く、ジューシーで甘味があるのが特徴の中カブです。
値段:4~5玉入=200~300円前後
旬な時期:11月~1月頃
No.3 あやめ雪かぶ
日本のサカタの種がカブに色をつける目的で研究され開発されたのがあやめ雪カブです。
見ての通り、淡い紫と白のコントラストがきれいなカブで、紫色の部分があやめの花に似ていることから名前がつけられたのだとか。
普通のカブと比べても肉質はきめ細かく水分もほどよくありジューシーで甘味もある小カブです。
値段:3~5玉入=200~300円ほど
旬な時期:11月~12月頃
No.4 日野菜カブ
室町時代から伝統野菜として親しまれてきたカブで滋賀県の日野町という地域で栽培されてきたのが日野菜カブ。
大根のような細くて長く全長は30㎝ほどになり、根元の部分は白く葉先にかけては赤紫のように染まっているのが特徴です。
味は少し辛味と苦みがあり漬物にするのが一般的。
値段:漬物として500円~
旬な時期:10~12月頃
No.5 黄カブ(黄金カブ)
ヨーロッパを中心として栽培されている西洋カブの仲間です。
見た目の黄色からゴールド(黄金)に輝いているように見えることから黄カブという。
直径は約10㎝ほどで表皮は黄色く、果肉は硬めでほんのりクリーム色をしています。
煮崩れしにくいのが特徴とされホクホクな食感が味わえ、煮込み料理などに最適です。
値段:1玉=250~300円ほど
旬な時期:11月~2月頃
カブの旬な時期としては、冬の間の10月
~2月頃までで、寒さに強く果肉がしまり、より甘味が増すのだそうだ。
大中小のカブから、色や形の個性的な品種までまだまだ知らないカブが沢山なのだ。
美味しく食べよう!カブを使ったレシピ公開
京都の味!カブの千枚漬け
<材料>
- カブ 1㎏
- 砂糖 100g
- 酢 75cc
- 塩 25g
- 赤唐辛子(小口切り) 適量
- 薄切り昆布 適量
作り方は動画で紹介しています!
自宅で簡単にあの美味しい千枚漬けが作れるのが魅力ですね!
鶏肉とカブのじっくり煮
<材料>
- 鶏もも肉 1枚
- カブ 2個(60g)
- だし汁 2カップ
- サラダ油 大さじ1/2
- 酒 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- 塩 適量
作り方は動画で紹介しています!
煮て柔らかくなったホクホクなカブと鶏肉の相性が抜群の温まる一品です!
カブの品種の多さに追究心は続く…
100種類以上あると言われているカブですが、今回ご紹介した大カブ、中カブ、小カブ、色カブなどまだまだ見たことも聞いたこともない名前のカブが発見できそうですね!
私も県外へ足を運んだ時にはその土地のカブをGETして食べてみようと思います。
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