アヤコマチという野菜をご存知ですか？
「こまち」と聞くとお米の種類かな？と想像する方もいるかもしれません。
その正体は・・・「サツマイモ」の品種なんです。
パカッと２つに切ってみると…鮮やかなオレンジ色！
まるでニンジンやカボチャのような色、そんな珍しいサツマイモを見たことがありますか？
アヤコマチの値段はいくらぐらいでしょうか?
その特徴、栄養素、旬の時期、価格、美味しい食べ方までご紹介します。
アヤコマチって、どんなサツマイモ？
皮がついたままの見た目は、いたって他の普通のサツマイモとさほど変わりはありません。
しいて言えば、表面はあまりボコボコとした凹凸がなく整った綺麗な形をしています。
アヤコマチの一番の特徴は体に良い色素カロテン(カロチン)が豊富で甘いことです。
品種開発が活発なサツマイモ、農林水産省に登録された品種だけでも６０種を越します。
アヤコマチは九州沖縄農業研究センターにて、【サニーレッド】と【ハマコマチ】というどちらも高カロテンのサツマイモのかけ合わせから生まれ、2006年に登録されました。
アヤコマチの値段は?
アヤコマチの価格は、５㎏4500円位が相場のようなので、1㎏あたり960円位です。
産地直販で５㎏箱3,000円というところもありました。
旬の時期はいつでしょうか?
旬の時期はいつ頃？
サツマイモのイメージといえば秋ですよね
アヤコマチの収穫時期は一般的なサツマイモと同じく秋で、１０月から１１月です。
一番おいしい時期は収穫後２～３週間後となるので、１０月下旬～１月までとなります。
では食感は？味は？
アヤコマチは、どんな味？
食感は？とにかく「しっとり、ねっとり」です、そしてとても甘いのです。
それなのに後味はすっきり！サツマイモなのに、サツマイモらしくないフルーティーで不思議な甘さです。
冷めると甘さがなくなり美味しくなくなるサツマイモが多いと思いますが、アヤコマチは冷めても甘くて美味しい！
更に、カロテン系サツマイモ特有のニンジン臭も少ないです。
ますます食べたくなるような気持になりますね。
アヤコマチに豊富なカロテンって何？
私はカロテンと聞いても、あまりピンとはこなかったのですが‥「カロチン」と聞くと人参などオレンジ色のイメージがわきました。
「カロテン」と「カロチン」は同じです。
以前は「カロチン」と言われていましたが、2000年よりカロテンに変更されました。
人参や唐辛子などに含まれる黄赤色の色素のことで動物の体内でビタミンAに変化します。
カロテンについて知られていること
カロテンの効果
まずは皮膚や粘膜の健康を維持すること、
そして動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守る働きもあり、
更に免疫力を高める働きもあることから、
アンチエイジングの効果も期待されると言われています。
抗菌作用があり悪玉コレステロールを減少させる働きもある
良いことだらけですね。
おいしいアヤコマチの選び方と保存方法は？
選ぶポイントは、表面に傷や斑点などがないか？
そして、紅色が綺麗でハリとつやがあり、やや固く身がしまっているもので両端が痛んでいないものが美味しいアヤコマチです。
次に保存方法ですが、サツマイモは寒さに弱いので冷蔵庫での保存は避けて下さい。
新聞紙などにくるんで常温で保存しましょう。
アヤコマチのオススメ調理方法は？
中がオレンジ色でないサツマイモはカット面が変色してしまいがちですが、アヤコマチはカット面の変色が少ない為、様々な料理を彩るのに最適なサツマイモと言えるでしょう。
加熱するとカロテンによって更にオレンジ色が濃くなるのが特徴で、くせのない味なのでドレッシングや調味料との相性も良く、サラダやポタージュやデザートにしたり、蒸したり、焼いたりすることができます。
また、焼き芋にも向いているサツマイモと言われています。
おいしくて簡単なレシピの紹介
【アヤコマチとアボカドのサラダ】
＜材料＞
アヤコマチ 200g
アボカド １個
粒マスタード 小さじ２
蜂蜜 小さじ１
醤油 小さじ１
ナッツ類 お好みで
(作り方)
1.アヤコマチは1cm角の大きさに切り、10分ほど水に浸してあく抜きをする。
2.アヤコマチを蒸し器か電子レンジ(600Wで約5分)で蒸す。
3.アボカドは半分に割って皮と種を外し、1cm角の大きさに切る。
4.ボウルに粒マスタード、蜂蜜、醤油を混ぜ合わせ、アヤコマチとアボカドを入れて軽くかき混ぜて完成。お皿に盛り付ける時にナッツ類(砕いたアーモンド等)をふりかける。
アヤコマチが人気！
全国で４軒の酒屋でしか販売されていないプレミアムな芋焼酎「おび蒸留屋あやこまち」は、甘く華やかな花の蜜のような香りでかつキレのよい辛口でお湯割りがおすすめです。
年に一度だけ夏に限定発売される芋焼酎なので、とてもレアもの！女性にも大人気です。
健康に良いことづくしのアヤコマチを食べてみよう！
いかがでしたか？アヤコマチは使い勝手が良く、見栄えも良いので、一度試しに他のサツマイモと食べ比べてみて下さい。
これまで流行ってきた他のサツマイモ「紅あずま」や「安納芋」や「シルクスイート」とはまた違った魅力がいっぱいのアヤコマチ。
調理する時間がない時は、シンプルに蒸すだけでも十分に美味しさを堪能できますよ。
