大人気の高級食材・栄養満点で鮮度と旨みが魅力のクルマエビ

エビにもいろいろな種類がありますが、中でも高級エビとして人気の高い国産のクルマエビの味わいは別格です。

生きたまま売られているクルマエビは、普段の夕食のメインとして登場することは少ないと思いますが、お中元やお歳暮などのギフトとしていただく機会は多いでしょう。

ここでは、そんなクルマエビの魅力や味わい方をご紹介していきます。

目次

クルマエビの価格・旬の時期・主な産地

江戸前の寿司や天ぷらに欠かせない、国産のクルマエビ。

その味の良さから、古くより高級エビとして人気です。

都市部に隣接する内湾で天然ものが多く水揚げされていましたが、近年、内湾の開発による汚染のため、天然ものは激減してしまいました。

現在では、ほとんどのクルマエビが養殖ものとなっています。

クルマエビの価格について

クルマエビはスーパーで手に入れることが難しいため、ネット通販かデパートで購入することをお勧めします。

価格ですが、大きさ、グラム数、冷蔵か冷凍かによって異なります。

ここでは、価格の一例をご紹介していきます。

活きクルマエビ100グラム (5~6尾) (冷蔵便または常温便) で、2,200円程度です。
活きクルマエビ 200グラム (冷蔵便または常温便) で、3,000円程度です。
冷凍クルマエビ 200グラム (7~18尾) で、3,500円程度です。
冷凍クルマエビ 250グラムで、3,700円程度です。

旬の時期は、晩秋から冬にかけてです。

これは、水温が下がると、クルマエビに含まれているアミノ酸のグリシンの量が増えるためです。

グリシンが多く含まれるクルマエビは、甘味が強く美味しいのです。

主な産地について。

天然のクルマエビの主な産地は、愛媛県、愛知県、大分県、香川県、福岡県です。

愛知県の浜名湖のクルマエビは、質の高さで有名です。

養殖のクルマエビの主な産地は、沖縄県、鹿児島県、熊本県、山口県です。

クルマエビの名前の由来

クルマエビの名前の由来ですが、腹を丸めたときに、縞模様が車輪のように見えることから「クルマエビ」と呼ばれるようになったようです。

クルマエビの栄養成分

良質のタンパク質が多く、脂肪が少ない低カロリー食材であるクルマエビは、ダイエット中の方にも、成長期のお子さんにもお勧めできる食材です。

エビの色素であり加熱すると赤くなるアスタキサンチンには抗酸化作用があり、アンチエイジングに関心が高い中高年女性には、特に積極的に食べていただきたい食材でもあります。

クルマエビの殻には、カルシウムが多く含まれ、コレステロールや血圧を下げる効果もありますので、殻を食べるよう調理法を工夫するとなお良いでしょう。

クルマエビの選び方

身に透明感があり、締まっていて、中身がびっしり詰まった印象のあるクルマエビが、美味しいクルマエビです。

鮮度という点では、頭や尻尾が黒ずんでいないものを選んでください。

クルマエビを調理するときの注意点

生きたクルマエビを当日に食べ切らず、一部保存する場合、頭の部分から傷んでくるので、頭を落として保存するようにしましょう。

クルマエビの天ぷらを作るとき、揚げる直前に、水分がたまっている尻尾の先を切り落とすようにしましょう。

クルマエビの美味しい食べ方

クルマエビは生きている状態で売られているのが基本です。

生きている魚介を調理した経験がない人の方が多いでしょう。

ここでは、手軽に美味しくクルマエビを味わえる調理法をご紹介していきます。

<<クルマエビの刺身>>

生きたままのクルマエビを刺身にするなんて、どうすれば良いのか、想像もつきませんね?

クルマエビを氷水につけると動かなくなります。殻を剥いて刺身にしましょう。

頭の部分は味噌汁に入れると最高ですよ。

<<クルマエビの塩焼き>>

上と同じく、氷水につけて動かなくなったクルマエビに、串を刺して軽く塩をふって素焼きにします。

殻を剥く必要がなく、頭も食べられますし、カリカリした食感は絶品ですよ。

<<クルマエビの酔蝦>>

生きたクルマエビをそのまま調理したい人にお勧めのレシピをご紹介します。

鍋とふたを用意して、そこに紹興酒 (または日本酒) を入れ、生きたクルマエビを入れ、すぐにふたをします。

しばらくふたを手で押さえて、クルマエビが暴れなくなったら殻を剥いて食べます。

残酷なようですが味は絶品です。ほんの少ししょうゆをたらして食べるのがお勧めです。

まとめ

お中元、お歳暮などのギフトでいただくことが多いクルマエビ。

生きたまま届くクルマエビを目の前にして、どのように食べたら良いか悩む人も多いのではないでしょうか?

この記事を参考にして、旨みたっぷりのクルマエビ料理を思う存分楽しんでみてくださいね。

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