愛彩菜(アイサイナ)という野菜ご存知ですか?
愛彩菜は、わさび菜の一種で特定の地域でしか取れない食材ですいわば地域ブランドですね。
今回は魅力たっぷりのこの愛採菜についてその特徴や値段など、またおすすめレシピをご紹介します。
愛彩菜(あいさいな)とは
愛彩菜とは草津で取れるわさび菜のことです。
草津の特産物として平成18年に売り出され、最近では鍋物から炒めもの、天ぷらにまでつかえるとして全国で食べられています。
もともとは九州で取れるからし菜の変異種を育成したものなので、味はからし菜や高菜などに似ています。
ギザギザとした緑の葉が特徴的で、葉が柔らかくフリルのようにふさふさとしています。
柔らかい葉はそのままサラダとして食べられ、さらにピリッとした辛味もあるので料理のアクセントにもぴったりです。
愛彩菜の旬の時期
愛彩菜(アイサイナ)は、もとは全国で取れるわさび菜なので比較的簡単に手に入ることができます。
秋から春頃が目安。
愛彩菜はピリッとした辛味が特徴ですが、この辛味の成分は寒い気候で栽培される期間が長いほど強くなります。
わさび菜特有のピリ辛さが欲しいときは、冬を越した2月から3月頃のものを買うとおすすめです。
逆に辛味の少ないものが欲しいときは、12月頃に取れるものがおすすめです。
価格
愛彩菜は通年出回っている野菜なので、時期や気候にもよりますが価格も安定しています。
値段は約250円ほどです。
保存方法
愛彩菜は、乾燥に弱い野菜です。
その為濡れた新聞紙を巻いて紙袋などに入れてから冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
また、冷凍すると葉の食感がなくなるので冷凍保存には不向きです。
できるだけ早く食べる必要があります。
愛彩菜は葉っぱとにかく柔らかい!
愛彩菜の魅力はその葉っぱの柔らかさです。
通常わさび菜は芯近くの葉が一番柔らかく、外の葉になるにつれ硬くなるので、サラダにして食べたいときは葉っぱを分ける必要があります。
一方で愛彩菜は葉っぱ全体が柔らかいためすべて生で食べやすいのが魅力です。
おすすめレシピ
味に特徴があり、いろいろな料理に使える愛彩菜のレシピをここではチェックしていきましょう!
グリーンカレー
材料 (3皿分)
愛彩菜 1/2袋(約75g)
グリーンカレーペースト 10g
ココナッツミルク 200ml
たけのこ(水煮) お好み
しめじ お好み
赤コンニャク お好み
絹さや お好み
米油(サラダ油でも)大さじ1
鶏がらスープの素 小さじ1
黒米お好み(35g)
白米 2合
チキンロール お好み
- まず愛彩菜(50gほど。残り1/3の愛彩菜は取っておきます)とココナッツミルクをミキサーで混ぜます。
- 鍋に油を入れグリーンカレーペーストを弱火で炒め香りが炒めるまで熱します。
- 次に同じ鍋に1の愛彩菜とココナッツミルクのペーストをすべて入れ弱火で人に立ちします。
- 材料のタケノコとしめじを入れ、ぐつぐつと煮出したら、こんにゃくや絹さやを加えさらに煮ます。
- 鶏ガラスープの素を加えて味を調節します。そして取っておいた愛彩菜(アイサイナ)を3cm幅に切ってすべて鍋に入れさっと熱を通します。
- チキンロールを食べやすい大きさに切り、ご飯とカレーを載せたプレートに添えます
タイカレーの定番のグリーンカレーですが愛彩菜(アイサイナ)でつくることでぴりっとした香りのいいカレーができちゃいますよ!
愛彩菜のムース
材料(カップ4個)
愛彩菜 2株
板ゼラチン 6g
砂糖(三温糖) 30g
牛乳 100ml
卵黄 1個
生クリーム 100g
レモン汁 60ml
ブランデー 5ml
カステラ 1袋
水 20ml
- 市販のカステラまたはスポンジケーキをカットし、使うカップに合わせて丸く型抜きをします。くり抜いたものをカップの底に敷き込みます。
- 容器に水を入れ板ゼラチンを加えてふやかします。
- 愛彩菜をミキサーにかけ細く粉砕します。(なかなか細くならないときは牛乳を少し入れます)
- 愛彩菜をレンジで1分半ほど加熱。色が濃くなったら取り出します。
- 別の鍋に牛乳と砂糖を加え熱し沸騰直前まで煮させます。
- 用意しておいたボウルに卵黄入れ、軽くほぐしたらミキサーにかけて愛彩菜を少しづつまぜて入れます。
- 再び牛乳と砂糖を混ぜた鍋を火にかけ沸騰させないように混ぜながら、ふやかしたゼラチンを入れて混ぜます。
- 同時に愛彩菜をあらめのざるでこし、レモン汁を入れます
- 7と8を混ぜてスポンジを底にしきつめておいたカップに注ぎ込みます。
- 冷蔵庫に入れて冷やし固めます。
- 最後に生クリームとブランデーをまぜホイップクリームでデコレーションしたらできあがり!
少し手間はかかりますが、愛彩菜の風味がとても活かせるムースです。子供も喜んで食べられる野菜スイーツは魅力的ですよね。
愛彩菜で料理のアイデアを広げよう!
いかがでしたか?
わさび菜なのに食べやすく、クセのない愛彩菜をご紹介しました。
サラダとして食べてもいいですが、せっかくなのでいろいろなアレンジ料理で楽しむのもいいですよ。ぜひトライしてみてくださいね!