イチョウイモの値段は?生でも食べられる!世界でも珍しい芋とは?

イチョウイモという、山芋を食べたことはありますか?

その名の通り、まるで銀杏(いちょう)の葉っぱのような平たい形をした山芋がイチョウイモです。

関東では「大和芋(やまといも)」と呼ばれることが多いので、もしかしたら「イウチョウイモは知らないけれど、大和芋なら知ってる!」という人も結構いるかもしれませんね。

その2つは同じ芋なんですよ。

実は、山芋は育った土地や気候などの環境が形に大きく影響する野菜で様々な形の山芋が存在すると知っていましたか?

そんな興味深い山芋「イチョウイモ」の値段と特徴から他の山芋と何が違うのか?

どんな健康効果があるのか?気になるイチョウイモの魅力に迫ります!

目次

銀杏芋(イチョウイモ)とは?

イチョウイモは、ヤマノイモの栽培品種であり、元々は銀杏の葉のような形をしているので末広がりになっています。

下の方に切り込みが入っているかのように分かれていると、まるで人間の手のような形をしていたり、分かれていないと山のような台形だったりもします。

しかし、最近ではイチョウイモの最大の特徴である銀杏の葉の形ではなく、長い棒状のまるで長芋のようなイチョウイモも出ているそうです。

そうすると長芋との見分けが難しくなりますよね。

イチョウイモと長芋は違う品種になるので、お店ではラベルをよく見て下さい。

ちなみに、最近は銀杏の葉の形をしたものよりも長い棒状の方が売れ行きが良いそうです。

他の山芋と何が違うの?

いわゆる長芋との違いは、形とイチョウイモの方がすりおろした時に粘り気が長芋よりも強いです。

そこで、白いあったかご飯にかけると最高な「とろろ」にする時などは、長芋で作る時よりも出汁を多く混ぜて、強い粘りを伸ばした方が美味しく出来上がります。

日本国内に出回っている種類は、大きく分けて「長芋」と球形の「大和芋(関東では「つくねいも」と呼ばれているイモ)」とこの「イチョウイモ(別名・手イモ)」があります。

近年ブームとなっている「自然薯」と呼ばれる芋は日本の自生種で、また別の品種です。

水分が多く、さっぱりとした淡泊な味の長芋に比べて、イチョウイモには甘味があります。

ちなみに、イチョウイモよりも粘りが強いイモが大和芋(つくねいも)と自然薯の2種です。

どこが産地?旬はいつ?

イチョウイモは主に関東地方(群馬県、千葉県、埼玉県など)で作られています。

旬は、11月から1月にかけてですが、貯蔵性が優れている野菜なので真空パックにされたものも出回っています。

通年出荷されていて、いつでも手軽に手に入れることが可能です。

いくら位で買える?

生のイチョウイモは、だいたい1kgあたり1300円ぐらいから販売されています。

他にも加工されて既に「とろろ」になったものが小袋にパック詰めされて販売されています。

とろろは、だいたい20袋で3000円位で蕎麦などにそのままかけて食べることができるので気楽に使うことができます。

とろろにするには擦りおろさなくてはいけないので、手がかゆくなってしまうので苦手だという人には、こういった既製品がオススメです。

栄養価は高いの?

イチョウイモと長芋と自然薯は品種すら違いますが栄養価は、さほど変わりません。

主な栄養素と健康への効果を簡単にまとめてみました。

・他の食べ物の消化を助ける・・消化酵素アミラーゼが多く含まれている為、お米などに含まれる、でんぷんの一部が分解されるので胃もたれがしない。

・インフルエンザ予防・・タンパク質成分がウィルスの活性を抑制させると判明済み。

・高血圧&むくみの予防、腎臓に溜まりやすい老廃物の排出・・カリウムによる効果。

どうやって食べると美味しいの?

とろろにして食べるのが一般的だと思いますが、とろろ蕎麦、麦とろご飯、マグロの刺身にかけたり、同じくネバネバとしたオクラと一緒に食べたり、シンプルが一番美味しいです。

タイトルにも書いたように、イチョウイモを含むヤマイモ類は世界でも珍しい生のまま食べられる芋になりますので、薄く短冊切りにして海苔と醤油をかけて食べても美味しいです。

手がかゆくなる!どうしたら良いの?

肌が弱い人はゴム手袋などを付けると良いと思います。

どうしても素手で調理したい人は、調理する前に手を酢水につけてから触ると良いですよ。

また、変色防止にも酢水にさらすと灰汁(あく)を抜くことができ、その後サッと水洗いをして、ぬめりをとることができます。

選び方のコツを教えて!

まずは、どの野菜にもほぼ共通して言えることですが、表面に傷や斑点が無い物を選んで下さい。

粘りが強いものが欲しい人は、ひげ根やひげ根の跡が沢山ある物が良いでしょう。

既にカットされた物を選ぶ場合は、切り口が綺麗な白い色で瑞々しい物を選びましょう。

どうやって保存すれば良い?

ヤマイモ類は乾燥に弱いので、真空パックになっている物を選ぶのも良いのですが、生のイチョウイモを買った場合は、キッチンペーパーでまず包んでから新聞紙でくるみましょう。

涼しい冷暗所で保管して、既に切ってある場合は、なるべく早めに食べて下さいね。

また、冷凍保存をする場合、皮を剥いてラップを巻いて丸ごと、もしくは皮を剥いて千切りにしてから保存袋へ入れるか、すりおろしたものも冷凍保存することができます。

使う時は凍ったままでも使えますし、自然解凍も可能です。

丸ごと凍らせた物をとろろにしたい場合、すりおろすにも便利ですね。

冷凍保存後は、1ヵ月以内には食べきりましょう。

様々なバリエーションで、とろろを楽しんで!

まとめ

いかがでしたか?美味しい、とろろに変身するイチョウイモの魅力は伝わりましたか。

私は時々なぜか無性に、卵を混ぜたとろろかけご飯を食べたくなる時があるんです。

納豆もそうなんですが、あのネバネバした独特な食感の食べ物には不思議な魅力がある気がします。

小さい頃は、とろろを食べ終わった後に少し口の周りがかゆくなるのが不快だったのに、今では口の周りに付けることもなく上手に食べられるようになり大好物になりました。

とろろにした後、お好み焼きに入れるとふっくらと焼き上げることができて美味しさも倍増ですよ。

皆さんも、イチョウイモを見つけたら、美味しいとろろにして食べてみて下さい!

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