アイスプラントという野菜ご存知ですか?
多肉植物のような外見は興味を起こさせますね。
見た目がユニークで、サラダにしたり、ゆでたりして食べる食材です。
今回はこの特徴的なアイスプラントについてご紹介します。
アイスプラントとは
アイスプラントは多肉植物のような見た目をしており、緑の端の表面にはしずくのような水分がついている野菜です。
この水滴のようなものは、ブラッダー細胞と呼ばれ、塩を隔離するためについています。
アイスプラントは塩化ナトリウムを含んだ海水のような中でも水耕栽培ができ、その理由はこのブラッダー細胞が葉についているからだと言われています。
アイスプラントそのものに味はあまりなく、どちらかというと食感を楽しむ野菜です。
シャキシャキその為ペースト状にしてしまうと本来の食感が失われてしまいます。
名前の由来
アイスプラントという名前は、特徴的な葉のブラッダー細胞が冬の時期に葉についている雫 凍った様子に似ていることから名付けられました。
栄養価
アイスプラントはミネラルが豊富な野菜です。
アイスプラントには塩分を隔離する力がありますが、必要な塩分をしっかりと吸収する力もあります。
吸い出したミネラルやマグネシウム、カリウムは葉のブラッダー細胞に貯めるので、食べたときにほのかに塩分の味がするんですよ。
さらにアイスプラントは、抗脂肪肝ビタミンとよばれる機能成分を多く含んでいます。
その為血糖値を下げる働きや抗酸化作用があり、生活習慣病の予防としてもおすすめの食材です。
ぜひ一度お試し下さい。
旬の時期と値段は?
通年
アイスプラントは農薬を使わず、室内で水耕栽培する野菜のため通年出回っています。
特に旬の時期はないので、アイスプラントを取り扱っているスーパーならいつでも手に入るのが魅力です。
値段はひとパック300円から400円ほどで購入できますよ。
また、アイスプラントは乾燥に弱いため、買ったあとは冷蔵庫で保存していても4日から5日ほどで食べきるようにしましょう。
長く冷蔵保存したり、冷凍保存してしまうとシャキシャキとした歯ごたえがなくなり、傷んでしまいます。
食べ方
アイスプラントはその歯ごたえが魅力。
特にクセもなく食物繊維のようなザラザラした食感もないので、生野菜として食べるのがおすすめです。
ですが味はあまりなく、ほんのりとした塩味しかしません。
他の野菜と一緒に合わせて食べたほうが美味しいので、アイスプラントを食べる際はドレッシング、ソースや合わせる野菜を考えましょう。
アイスプラントのレシピ
ここではアイスプラントを使ったおいしいレシピをご紹介します。
アイスプラントのマヨパスタ
材料 (1人分)
アイスプラント 適量
大豆の水煮 適量
鰹節 適量
液体だし(だし道楽)少量
マヨネーズ 適量
パスタ(細め)100g(お好みで)
白ゴマ(お好み)適量
- まず大豆を固めに水煮し、食べやすい大きさにきったアイスプラントと混ぜます。
- さらに鰹節と白胡麻を混ぜます
- おなじ容器にマヨネーズと液体だしを加えさらに混ぜ合わせます。
- 湯がいたパスタを、容器に加えさっと混ぜたらできあがりです
簡単にできる上に栄養満点なアイスプラントのパスタです。アイスプラントは熱さず食べられます。
アイスプラントとアボカドサラダ
材料 (2人分)
アイスプラント40g
アボカド1個
牛乳100cc
酢大さじ1
レモン汁を少々
塩少々
- まず自家製カッテージチーズをつくります。鍋に牛乳を入れ沸騰するくらいまで熱し、お酢を入れ牛乳が分離しはじめたら火を止めます。
- 用意しておいたザルに厚めのクッキングペーパー、またはガーゼをのせてこします。
- 濾した牛乳の水気をきってよくしぼるとカッテージチーズのできあがりです。
- 次にアボカドを半分に切り、さらにスプーンで身を取り出したら角切りにしレモン汁をふりかけてカッテージチーズと一緒に軽く混ぜておきます。
- アイスプラントは食べやすい大きさにきって混ぜておいたアボカドとカッテージチーズに加えてささっと混ぜ合わせます
簡単にできるアイスプラントのサラダです。シャキシャキとしたアイスプラントの食感となめらかなアボカドは相性抜群ですよ。
アイスプラントを食べてみよう!
いかがでしたか?
あまり食べることがないアイスプラントですが、栄養満点で独特な食感がクセになる野菜です。
おすすめは、やはり歯ごたえが最大限に引き出せるように生でたべるレシピですが、揚げ物にしてアイスプラントてんぷらとして食べる方もいます。
いろいろな料理に使えるのでぜひトライしてみてくださいね。