にんにくが大好きという人は多く見かけますが、たいてい臭いが原因で食べるのを躊躇っていますよね?
自分が感じる臭いというよりは
『周りの人から臭いと思われていないか』
という他人が感じる可能性のある臭いの悩みなんです。
においの強さも気になるところですが、その栄養が魅力で食べないではいられないという人がいるのです。
そんなにんにくの値段の相場や栄養などを掘り下げていきますね。
にんにく好きにオススメの黒にんにく!
にんにくの栄養をよりとりたいという方にオススメなのが『黒にんにく』です。
黒にんにくは、普通の生にんにくに比べポリフェノールが約5.6倍でありさらに、アミノ酸が数倍になるなど数段レベルがアップします。
「にんにく」とは
原産地は中央アジアで、紀元前3000年に古代エジプトなどで、薬として栽培・利用があったというとても古いものなんです。
中国には紀元前140年頃に、そして日本にはその中国から8世紀頃に伝わってきました。
中華やイタリア料理では、料理の始めに炒めますし、ギョーザや焼肉のタレとしても馴染みの味ですね。
今では世界のいたるところで定番の食材として並べられていますね。
値段の相場
にんにくの相場ですが、国産は高く、中国産は安いという傾向にあります。
高価なのは「青森産のホワイト6片種」で、ネット販売では1㎏が2.100円前後です。
スーパーでは、1玉が200~250円程度と、一級品は高めです。
スーパーなどに、1個売りの国産とネット入りの中国産が並んでいます。
国産は高めですが、中国産なら3個のネット入りが100円前後ととても安いです。
その違いは、見た目も味覚もはっきり差が出ています。
中国産のにんにくは、世界中の80%を占めているんです。
ですから世界ではにんにくは中国産という認識になっているわけですね。
「紫色にんにく」
最近出回り始めた「紫色のにんにく」をご存知ですか?
ヨーロッパ地域の『香りよく質の高いハープ」として人気なのが、「ピンクニンニク」なんです。
とても小ぶりで、皮が紫色、味わいはマイルドで、オリーブ油ととても相性が良いそう。
香り高い「ニンニクオイル」が作れるそうですよ。
価格の相場ですが1キログラム1200円くらいです。
「黒にんにく」
生にんにくを熟成させた黒にんにくとは、通常の生の白いにんにくを高音・高湿のもとで熟成させたものです。熟成されたにんにくは黒くなります。
この熟成によって、ポリフェノール・アミノ酸などの栄養が数倍にまで上がるのです。
「にんにく」の旬
旬は夏を迎える頃です。
秋の9~10月に植えつけて、5~8月が収穫です。
香辛料としての使用ですから、旬はあまり関係ないようですが、それでも味わいは違うといわれていますね
生産地については?
特に青森は、ほぼ1年を通して出荷しているのです。
全国のシェアは青森が70%です。
まさに「にんにくのふるさと」「にんにく王国」ですね。
青森は「りんご」の生産でも有名なのですが、次が名産のにんにく「福地ホワイト6片」が特に知られています。
40年前に生産されて以来、青森各地に広まっているからなんですが越冬したニンニクは実がしまって、糖度がとても高くなるんですよ。
臭い対策をする方法
「アリイン」と言われていますね、と言ってもアリイン自体が臭いということではないのです。
むしろにんにくを切るなどしたときにアリインがアナリーゼという酵素と反応した結果として、アリシンに変わった時に、にんにくの臭いが漂ってくるのです。
◆肉や魚料理と一緒に食べる
アリシンが肉や魚の成分と結合しにんにくの臭いを和らげる
◆にんにくを加熱してから調理することです
アリナーゼという酵素は熱に対して非常に弱いからです
◆ポリフェノールをとる
野菜でいうとパセリ、ほうれん草
◆リンゴ
リンゴにふくまれるポリフェノールや酵素の働きが関係する
◆その他:牛乳を飲む、お茶を飲む、洗口液でゆすぐ
にんにくの栄養
「にんにく」は地下で、しっかり養分を蓄えています。
「アリシン」という物質が関係しています。
『ビタミンB1』が「アリシン」と体内結合して働くのです。
『ビタミンB1』は体内で貯蔵ができないのに、「にんにく」を食べることで「にんにくB1・アリチアミン」と呼ばれるビタミンになるんです凄いですね。
食べ過ぎは逆効果ですが、きちんと摂ることは栄養面から考えたいところですね。
「ビタミンE」「アリシン」「アホエン」他の15種類もの栄養素も魅力的ですね。
簡単な皮むき方法
一気に皮をむく方法は、1片ずつにしてお皿を乗せて押すのが一番早い方法。
さらにタッパーに入れてシャカシャカ振れば皮はきれいにむけます。
タッパーがなければにんにくを「ビン」に入れます→しっかりとフタをしてシャカシャカと振るだけでOK。
にんにくの簡単料理レシピ
「簡単ホイル焼き」
1片ずつにして、お皿の下に置いて押し、タッパーに入れて振って皮をむいたにんにくを、2重のアルミホイルにのせてオリーブオイルをかけ、しっかり包んで魚焼グリルで、弱火でじっくり焼き上げる。
ちょっと焦げた味わいはホクホクです。
「ホイル焼きNo2」
ホイルに皮をむいたにんにくとパンチェッタ(ベーコン)をのせ、塩やハーブ塩・ブラックペッパーをふり、オリーブオイルをたらして包み、魚グリルで12分ほど焼く。
ハーブは生や乾燥を使って、またミニトマトを一緒に加えても美味しいですね。
あるいはアルミホイルで包み、上部に隙間を開けてごま油を垂らして閉じ、オーブントースターで15分加熱、全体の皮をむきながら1片ずつ塩を振って食べる。
工夫して食べたいにんにく!
他にも、『甘味噌ホイル焼き』『弁当用アルミケースで焼くにんにく』などもありますし、もっとたくさんのレシピがあることでしょう。
工夫次第で「にんにく」がたくさん摂れますね。
この方法なら臭いも気にはならないですよ。
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