あずき菜の価格は? 飛騨高山の山菜を食べる方法

昔の風情が残る美しい街・飛騨高山に春が訪れると、朝市や直売所に、さまざまな種類の山菜が並ぶようになります。

あずき菜」もその中のひとつです。

小豆のような匂いとほんのりとした甘みで人気の高いあずき菜、一度手に入れてみませんか?

目次

飛騨高山で人気の山菜・あずき菜

あずき菜は、飛騨高山周辺の野山に自生している山菜の一種です。

北海道から九州に至るまで広い地域で自生していますが、食用として収穫し販売されているのは、飛騨高山周辺だけのようです。

春に伸びてきた5~7cmの柔らかい新芽の部分 (見た目は葉っぱです) を収穫して、食用とします。

名前の由来

あずき菜という名は、この葉をゆでたとき、小豆のような匂いがすることからつけられたそうです。

さっとゆでたあずき菜は、クセがなくほんのりと甘みがあり、キヌサヤのような風味があり美味しいです。

正式な和名は「ナンテンハギ (南天萩)」といいます。葉がナンテンの小葉によく似ているためそのように言われているのだそうです。

価格は?

価格は25グラム (1パック) で340円程度です。飛騨高山のネットショップでも入手可能ですが、入荷時期をチェックして、早めに予約しておく方が良いでしょう。

販売時期

あずき菜の販売時期は、新芽の収穫時期である4~5月です。

この時期に飛騨高山を訪れると、あちこちの農産物直売所やスーパーで売られているのを目にすることができます。朝市で手に入ることもあります。

選び方と保存方法

選ぶときは緑が美しく、葉が生き生きとしているものを選びましょう。

すぐに食べない場合は、乾燥しないようにビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

調理のポイント

少し青臭みがあるので、あずき菜を生食することはお勧めしません。

炒めものや天ぷらの場合は生のまま調理しますが、和えものやおひたしの場合は下ゆでします。

下ゆでするときは、沸騰している湯の中に泳がせるように1分程度ゆで、すぐに冷水につけます。

冷めたらすぐに引き上げて水気を切ります。湯に塩を加える必要はありません。

簡単レシピ

あずき菜はおひたしで食べるのが一般的です。

おひたしは山菜好きの人には良いのですが、山菜のクセが苦手な人には不評です。

ここでは、山菜が苦手な人でも美味しく食べられる簡単レシピをご紹介します。

あずき菜の天ぷら

春の訪れを感じさせる野菜・あずき菜を美味しく食べるには、シンプルに天ぷらにするのが一番です。

まず、あずき菜をさっと洗い、水を切って打ち粉をします。

次に天ぷら粉をまぶして揚げます。シンプルに塩で召し上がれ。

ほんのり甘みのある天ぷらで美味しいですよ。

あずき菜とウインナーのソテー

下ゆで不要の簡単レシピ。子供に人気のレシピです。お弁当にも入れられますよ。

あずき菜は一口大に切っておきます。

斜めにスライスしたウインナーを炒め、そこにあずき菜とお好みのきのこを入れてさらに炒めます。

塩こしょうで味を調えたら完成です。

あずき菜とカニカマの卵とじ

山菜が苦手な子供にも人気のレシピです。

山菜特有のクセはほとんど感じられません。

あずき菜を一口大に切って炒めます。

めんつゆで薄く味付けします。

卵にカニカマをほぐし入れて、あずき菜の上に回しかけます。

見た目も美しく仕上がりますよ。

あずき菜の洋風白和え

ここでは、マヨネーズを使った洋風白和えを、あずき菜のクセが目立たない食べやすいメニューとしてお勧めします。

山菜料理に飽きてしまったときに最適です。

あずき菜はさっとゆでて刻んでおきます。

もめん豆腐1丁にペーパータオルをかぶせ水切りします。

もめん豆腐を手でもみくずし、あずき菜と調味料 (マヨネーズ大さじ1、すりごま大さじ2、砂糖小さじ1、しょうゆ小さじ1) をざっくり和えたら完成です。

あずき菜のみぞれおひたし

少量のめんつゆに、汁をきった大根おろしを混ぜます。

あずき菜をさっとゆで、水気を絞り、食べやすい大きさに切ります。

あずき菜を大根おろし入りめんつゆにからめ、かつおぶしをかけたら完成です。

一般的なおひたしが苦手な人にも好評なレシピです。

工夫して食べたいあずき菜

4~5月に飛騨高山で手に入る山菜・あずき菜は

少しクセはあるものの、工夫して調理すれば、子供でも美味しく食べることができます。

旅行のお土産として、朝市などでお手にとっていただけたらと思います。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる