あまちゃづる という食材をごぞんじでしょうか?
多年草のツル科の植物であるアマチャズルは九州地方で栽培や収穫がされていてお茶などにして飲まれています。
名前はあまり知られていないですが体に嬉しいメリットがたくさんあります。
今回はこのアマチャズルについてご紹介します。
アマチャズルの値段は?
甘茶ズルはもともと薬草として使われてきた植物で地方によっては自然に生えている場合もありますが、大抵の場合お茶として加工された状態で購入します。
アマチャズル茶として販売されているものは薬局やスーパなどで購入でき、一袋50gで約1000円ほどで売られています。
オンラインストアなどでは30g 400円で売られています。
あまちゃヅルの名前の由来
アマチャズルは漢字では甘茶蔓と書き中国では薬草として使われてきました。
葉の部分は天日干しにするとほんのり甘く、日干しした葉を煎じて飲んでいたので甘茶蔓と名付けられています。
アマチャズルの旬の時期
アマチャヅルはお茶として乾燥させて飲むものなので通年出回っています。
ですがアマチャズルは8月から9月が開花時期のため夏頃が旬だと言われています。
アマチャズルの魅力とは
甘茶蔓は鎮静作用がある薬草としてよく知られています。
気持ちを沈める効果のあるサポニンといわれる成分が関係していますが、アマチャズルにはこの成分が多く含まれています。
アンチエイジングもサポニンで
甘茶蔓に含まれるサポニンは、新陳代謝をよくする働きもあります。
代謝を良くすることで細胞の再生を促し体内の器官を活発にしてくれるんです。
甘茶蔓茶はアレルギー体質の方にもぴったり!
基本的に飲むものとして使われている甘茶蔓ですが、甘茶蔓茶の成分には抗アレルギー効果も含まれています。
そのためアレルギー体質の方は、飲むだけでなく甘茶蔓をお風呂に入れると、効果があるとも言われています。
甘茶蔓風呂の作り方:甘茶蔓15グラムを沸騰させたお湯に入れ2−3分ほど煮立てたらお風呂のお湯と混ぜます。
甘茶蔓茶には炎症を抑えたり、肌の乾燥を防ぐ成分も含まれているためお風呂のお湯と混ぜて浸かることでアトピー肌体質の方のかゆみを防いだり、乾燥した肌に潤いを与える手助けをしてくれるんです。
甘茶蔓のアレルギーに対する効果は市販の薬並みだと言われており、昔から薬草として使われてきてはいましたが、近年花粉症やアトピーに効果があると再注目されています。
甘茶蔓の飲み方レシピ
ここまで甘茶蔓についての魅力を紹介してきましたが、実際にどのようにして飲むといいのでしょうか?
甘茶蔓は葉だけを噛むと実際は苦みがあります。
その甘さは天日干しにして発酵させた甘味のため、基本的に生茶としては飲むことはできません。
さらに甘茶蔓茶をおいしくいただくにはポイントがあるので、ここでチェックしていきましょう。
1.まず、甘茶を淹れる際には、茶葉の量を普段使っている緑茶のような茶葉の量よりも少なめに入れます。
茶葉を入れすぎた甘茶は濃くなり、濃度によっては嘔吐や吐き気がする場合もあるので茶葉の量は少なめにしておきましょう。
目安として茶葉は1リットルのお湯に2−3グラム程度が適量です。
2. 沸騰したお湯に甘茶蔓の茶葉を入れトロ火にして8分程度待ち、成分を十分にだします。
そのあと茶葉を引き上げておきます。
茶葉は1回以上使えますが、何回も使うことで発酵された甘味がとれ葉の本来のタンニンの苦みがでてしまうので、使い回しの甘茶は徐々に苦みが強くなります。
甘茶蔓の生姜レモネード
<材料>
- 甘茶蔓茶 1杯
- おろし生姜 少々
- レモン 1個
- はちみつ(おこのみ)
甘茶蔓茶はほんのり甘味があるのが特徴です。そのため他の食材とあわせてアレンジして飲むのもおすすめですよ。
- 作っておいた甘茶蔓茶を冷やしておきます。生姜をおろし、レモンは絞っておろした生姜と混ぜておきます。
- 甘茶蔓茶をグラスに注ぎ、混ぜておいたレモンと生姜を垂らしてよく混ぜます。
甘茶蔓自体が甘いのではちみつはおこのみで。
夏バテに効く甘茶蔓のレモネードです。
レモンをスライスしてはちみつ漬けにしておいたものをお茶に混ぜてもおいしくいただけますよ。
甘茶蔓でおいしく健康になろう
いかがでしたか?
甘茶蔓は私たちが普段飲み慣れているお茶と比べると甘く、始めは違和感があるかもしれませんがほんのり甘い後味がクセになるお茶でもあります。
これを機会に是非甘茶蔓に挑戦してみてくださいね。
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