カボッキーって野菜をご存じでしょうか。
実はこれ韓国のカボチャなんです。
日本にも、沢山のカボチャの種類がありますよね。
主に日本カボチャ、西洋かぼちゃ、ペポカボチャに分けられて多くの品種が生産されています。
今回は、日本のお隣の国、韓国からやってきたカボチャにスポットをあてて紹介していきますね。
カボッキーとは
ウリ科カボチャ属に部類される、れっきとしたカボチャなのです。
若採りと言って、カボチャの未熟な状態で収穫し食べるもの。
原産国は南アメリカと言われています。
海外からの輸入で届いた種を、日本にある松永種苗が交配して作った品種がカボッキーとなって種や、各農家さんが栽培し販売されています。
その見た目から、日本でよく見かける丸くてずっしりとした緑色のカボチャとはイメージがかけなれているので、私も知った時は驚きました。
あの細長いズッキーニや、金糸瓜まで同じカボチャのお仲間だったのです。驚きですね。
<特徴>
- 大きさは1本約500~800gくらいと大きめ
- 見た目はズッキーニに似ていて、キュウリのような細長い形をした黄緑色。
- ナスのような緑色のヘタがついているのが特徴です
- 果肉は黄色がかったクリーム色をしており、柔らかく、ほんのり甘味があり水分が多くさっぱりした味。
- 皮ごと食べられ、熱を加えることにより、より柔らかくトロトロとした食感を楽しめます
カッボキーの値段
値段は1本300~400円ほどが相場です。
デパ地下や、野菜直売所、ネット販売されています。
また海外から輸入した種を栽培して育てていることも多く、種として販売しているお店が大半なので家庭菜園で育ててみるのもいいかもしれませんね。
種としては一袋(8~10粒入)で500円前後です。
カボッキーはツルが伸びるタイプなためお庭が広いお家などでは収穫を楽しめそうですね。
カボッキーの旬の時期
旬な時期としては6月~7月頃なので、夏野菜として買ってみるのもいいのではないでしょうか。
炒め物や天ぷら、味噌汁など幅広い料理に使える、食卓にはかかせない万能野菜なのです。
夏の食欲がやや落ちる時期に食欲を促す助けになるかもしれません
日本ではカボッキーのことを「韓(国)流ズッキーニ」と呼ぶ人もいるほど、ひそかなファンもいたりするのです。
カボッキーの栄養
カボッキーにもビタミンCをはじめ、βカロテンが豊富に入っているんです。
またカボチャの中ではカロリーが低めのため気にせず食べることができるのも長所ですね。
水分も多く含んでいることから体の熱を下げ体を冷やしてくれるため、夏バテ予防にも良さそうですね。
夏の時期にしっかり栄養補給する点でも食べたい食材の一つになりますね。
韓国カボチャは他にある?
カボッキーの他にも、韓国カボチャといわれている種類を紹介しましょう!
マッチャン/リッチーナ
こちらの品種は、同じように海外から輸入した韓国カボチャの種を交配させて作った品種になるため、それぞれの日本の種の会社から販売されているため名前も違うのです。
マッチャンはサカタのタネから販売
リッチーナはタキイ種苗から販売されている品種です。
人の名前?と思われるようなネーミングですよね。
見た目や味は、カボッキーとほぼ変わらず、大きさは小ぶりのものだと300g~大きいもので800gくらいになるものもあります。
値段も1本300~400円前後で買えます。
これらをまとめて韓国カボチャと呼んでいるようで、わざわざ直売所や、通販でお取り寄せする人もいるほどなので、レアな野菜とも言えるでしょう。
カボッキーの食べ方
(1)炒める
(2)焼く
(3)煮る
といった調理方法にそった役立つカボッキーのレシピをご紹介します。
(1)炒める:カボッキーの塩麹ナムル
<材料>
- カボッキー(韓国カボチャ) 1本
- ごま油 大さじ1
- 塩麹 小さじ2
- すりおろしニンニク 小さじ2
- いりごま 小さじ2
作り方
- カボッキーの両端を切り落とし縦半分に切ったら5㎜ほどの厚さで半月切りにする
- フライパンを温めてごま油を入れ、切ったカボッキーを入れ中火で1分半ほど炒める
- ボールに調味料を全て入れ混ぜたものに、炒めたカボッキーを入れよく和えたら完成です!
塩麹とごま油とニンニクの香りがガボッキーをひきたたせ、とけるような食感がくせになるナムルです!
(2)焼く:韓国カボチャのチヂミ風
<材料>
- 韓国カボチャ 1本
- 小麦粉 適量
- 塩コショウ 適量
- 玉子 2個
- サラダ油 大さじ1~2
作り方
- 韓国カボチャを5㎜間隔で輪切りにする
- 塩コショウを振り、1枚1枚、小麦粉をまぶす
- 小麦粉をつけたら、溶いた玉子につける
- 温めたフライパンに、サラダ油をひき、焼き色がつくまで両面焼いたら完成です!
そのまま食べても美味しいですし、マヨネーズやケチャップ、ポン酢などに、つけても美味しいです。
韓国カボチャなら、カボッキー、マッチャン、ズッキーニでも代用できるようなのでぜひ、おつまみに作ってみてください。
(3)煮る:韓国カボチャと油揚げの味噌汁
<材料>
- 韓国カボチャ 1本
- 油揚げ 1/2枚
- 出汁 2カップ
- 味噌 大さじ1.5
作り方
- 韓国カボチャを1㎝の厚さに輪切りにする
- 油揚げは油抜きして食べやすい大きさに切る
- 鍋に出汁を入れ火にかけて、韓国カボチャと油揚げを入れカボチャが柔らかくなるまで弱火で煮る
- 味噌を溶かし入れ味をみて完成です
味噌汁との相性も抜群で、トロっとしたカボチャが甘味を引き出すおいしい一杯ですよくせのない味のため、炒める、焼く、煮るどんな料理にも合うのが韓国カボチャの特徴です!
ぜひ作ってみてくださいね。
カボッキーの美味しさの魅力
見た目ではわからないですが栄養面でもしっかりビタミン、βカロテンなどが補え、どんな料理にも合ってしまうガボッキーは、一度食べるとやみつきになってしまう人も多いのだそうです。
韓流ブームと共に、ガボッキーも多くの店頭で見られる日が来るといいですね!
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