「胡麻」って皆さんの食卓に登場する日はどれくらいあるでしょうか?
私は子供のご飯に混ぜておにぎりにしたり、おひたしの上にパラッとかけたり…とレパートリーも少なく、そんなに使う頻度は多くはありませんが常備しています。
種類としては、白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマなどがあり、練りゴマ、すりゴマ、いりゴマなどといった食べ方があるようですが、どんな料理に使ったらいいのか迷うこともしばしば…
今回はそんな「胡麻」について、みなさんが疑問に思うであろう点をまとめてみました!
とことんゴマについて追及していきたいと思いますので、ぜひ豆知識として覚えておきましょう。
1.ゴマの値段の相場はいくら?
今や、色んなゴマが売られているのをご存知でしたか?ゴマが原料となる商品の値段をいくつか紹介します!
1.いりゴマやすりゴマとして買う場合
・スーパーで買うと
1袋あたり(約100~150g)=150~250円前後
・通信販売で買うと
1袋あたり(約100~150g)=250円前後+送料
国産品はやや高めで、
1袋あたり(約30~50g)=400~500円前後
それに比べ海外産(中国など)は安く、
1袋あたり(100~200g)=100~200円前後
2.練りゴマ(ペースト状)として買う場合
・スーパーで買うと
1袋(瓶)あたり(約100g)=300~400円前後
・通信販売で買うと
1袋(瓶)あたり(約100g)=300~500円前後
+送料
ペースト状タイプの練りゴマは瓶詰めやチューブタイプ、真空パックされている商品とさまざまですが、スーパーで買うのも通信販売で買うのもさほど変わらない印象。
3.家庭菜園用の種として買う場合
1袋あたり=200円前後
葉丈が1メートル以上伸びるようなので畑があるお家では育てやすいようです!自家製のゴマを収穫するのも楽しそうですね!
4.ゴマ油として買う場合
・スーパーで買うと
1瓶あたり(約150~200g)=300~400円前後
・通信販売で買うと
1瓶あたり(約150~200g)=400円前後+送料
ゴマ油といえば、茶色いゴマ油が一般的に多く出回っているようですが、白ゴマ、金ゴマ
を原料とするゴマ油はやや高めで
1瓶あたり(約200~300g)=700円前後
と、ゴマを原料とする商品はまだまだありますが比較するとこんな感じです。
私は、白い色のゴマ油があるのは初めて知りましたので驚きでした!
2.ゴマの種類の違い
白いゴマ油を紹介したついでに、ゴマの種類について知っておきましょう!
・色の違いのゴマ
白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマ(茶ゴマ)とありますが、種子の外皮の色の違いと多少の油分量や栄養の有含量の違いなのだそうです。
色や形、大きさなどから世界には3000種類あるといわれているゴマなのです!
・加工の違い
いりゴマ 生のゴマに熱を加え炒めたもの
↓
すりゴマ 加熱したゴマをすり潰したもの
↓
練りゴマ 時間をかけて焙煎したものが油分と混ざり合いペースト状になったもの
と、こんな流れで加工されていたのです。
値段の比較でも分かるように、練りゴマが高価なのは、時間と手間がかかっているからかもしれませんね!
3.旬な時期なんてあるの?
年中見かけるゴマに、最もおいしい時期があったら興味深いですよね?と思ったら…
なんとありました!
ゴマの旬は9月~10月だそうです
春先の4~6月頃に種をまき、収穫できるのは9月に入ってからなんだそう。
発芽するために土中の気温は25℃前後を保つ時期を選ばなければならないのもその理由の一つかもしれませんね!
4.「開け~!ゴマ!」の謎
この言葉どこかで聞いた覚えはないですか?
そうです「アリババと40人の盗賊」で有名な呪文なんです。
アラビア近辺では、このお話が作られた時代ゴマは貴重な食料として食されていたのです。
ゴマは成熟させると、さやの中に詰まった沢山の種が一気にはじけることから、ぱっと開く様子をゴマに例えたとされており、その収穫方法から名前の由来ができたのではないかとも言われています。
5.ゴマの原産地はどこ?
ゴマはアフリカの熱帯地域で栽培されていたとされています。猛暑の砂漠地帯に生えていたゴマを見つけ、食用に栽培したのがきっかけと言われており、あのクレオパトラも美容
としてゴマ油を愛用していたとされている。
現在、日本ではゴマを生産している農家さんはごくわずかで、自給率0.1%とのこと!
なんと、出回っているほとんどが海外のものだったのには驚きました。
海外では生産量としては、タンザニア、ミャンマー、インドが上位国となっている。
6.栄養が詰まった一粒
昔よく、おじいちゃんにゴマを食べると頭がよくなるから食べなさい!と言われた言葉を思い出しました。ゴマにはどれだけの栄養があるのか調べてみました!
<主な栄養(100gあたり)>
- 脂質
- たんぱく質
- カリウム/カルシウム
- マグネシウム
- リン/鉄/葉酸
- 食物繊維
と、野菜と同じくらい豊富な種類の栄養が詰まっていたのです!
セサミンやポリフェノールが入っていることから健康食品としても注目されていて、ゴマを使った商品が多くあるのも納得ですね!
そして、食べ方としては、いりゴマよりすりゴマ、すりゴマより練りゴマが栄養を十分に摂れる食べ方なのだとか。
7.簡単レシピ
栄養豊富なゴマをたっぷり食べれるレシピを紹介します!
①いりゴマ編
「ゴマといえば定番!ほくほく大学イモ」
甘いサツマイモとゴマのハーモニーは3時のおやつにぴったり!お子さまと一緒にどうぞ
<材料>
- サツマイモ 1本
- はちみつ 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- サラダ油 大さじ1
- ゴマ たっぷり好きなだけ
<作り方>
- サツマイモをよく洗い、サイコロ状の食べやすい大きさに切り、10分ほど水に浸す
- 水分をよくきる
- フライパンにサラダ油を入れ、サツマイモを柔らかくなるまで炒める
- 竹串が刺さるくらいまで柔らかくなったら、はちみつと醤油を加える
- 最後にたっぷりゴマをふりかけて完成です
②すりゴマ編
「混ぜるだけ!ゴマの和風ドレッシング」
すりゴマとゴマ油のダブル使いでゴマたっぷり!これがあれば、生野菜でも茹で野菜でもパクパク沢山食べれちゃいます!
<材料>
- すりゴマ 大さじ3~5
- ゴマ油 大さじ3
- 醤油 大さじ3
<作り方>
- ゴマ油、醤油を入れ混ぜる
- 最後にすりゴマを入れよく混ぜたら完成
③練りゴマ編
「練りゴマでアレンジ色々トースト」
ゴマとどれにする?きなこ、あんこ、チーズ
なんでもいけちゃう相性抜群なトーストにアレンジして食べよう!日替わりで楽しめるレシピですよ~!
<材料>
- 食パン 1枚
- 練りゴマ(黒ゴマ、白ゴマ好きなもの)適量
<トッピング>
- きなこ、あんこ、チーズ、はちみつ など
<作り方>
- 食パンに練りゴマを一面に塗る
- 好きな材料をトッピング
- あとはこんがりトースターで焼いて完成
ゴマとは…
ゴマについて紹介させていただきました。
あんなに小さい小さい一粒でも、しっかり栄養が詰まっているんですから、やはり貴重な食料として愛されているのは今も昔も変わらないようですね!
粒々が苦手な方には、すりゴマや練りゴマとして、もちろんゴマ油も使ってみたりと、栄養豊富な一品をこの機会にぜひ作ってみてくださいね!
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