大豆といえば、そのまま食べてもおいしいですし、煮物などに入れてもおいしいですよね!
加工食品としても、納豆、醤油、味噌、豆腐などさまざまな食材に使われる万能食材として、現在の日本の食卓には不可欠な代表的な存在になりつつあります。
今日はそんな「畑の肉」とも呼ばれる大豆について詳しくみていきましょう!
1.大豆の値段
大豆といっても種類も沢山ありますが、今回は一般的によく売られている乾燥大豆と水煮大豆の加工別に値段を比較してみました。
①乾燥大豆
・スーパーで買うと
1袋あたり(約250~300g)=200~300円前後
・通信販売で買うと
1袋あたり(約1kgあたり)=500円~800円前後
+送料がかかります
私の行く近隣スーパーでは、kg単位では売っていませんでしたが、買いやすいように小袋で販売しているところが多いですがその分、
種類が豊富に取り揃えているのが利点です!
通信販売では、1~5kgの単位での販売が多く、国産品に関しては1kgあたり800~1000
円とやや高めの印象でした!
②水煮大豆
・スーパーで買うと
1袋あたり(約150~200g)=150~200円前後
・通信販売で買うと
1袋あたり(約150~200g)=150~200円前後
+送料がかかります
・冷凍食品で買うと
1袋あたり(約250~300g)=300円前後
枝豆だけでなく、水煮大豆を冷凍で販売しているお店もあるようですね!
ここで気づいたのが、水煮になると国産品の違いに関してもほとんどの値段の差はなく、
スーパーにしても通信販売で買うにしても値段はほぼ変わらずでした!
2.旬な時期
年中買うことのできる大豆にも、ちゃんと旬な時期がちゃんとあるのはご存知でしたか?
一番おいしい時期は9月~11月にかけて
なんとも驚きなのが大豆の国内自給率はたったの3~4パーセントだそう。
輸入品が多く出回る大豆ですが、国内で作られたものであれば、寒暖差の出てくる秋から冬にかけてが身がぎゅっとしまったおいしい大豆を食べられる狙い目なのです!
3.なぜ「大豆」と呼ばれる?
漢字から読み取ると大きい豆だから?と思ったのは私だけでしょうか?
でも、大豆より大きい豆は他にも沢山ありますよね。
その由来は…大いなる(偉大なる)豆!という意味合いがあるそうです。
弥生時代の頃から既に食べられていたとされる大豆は、狩りをする人々からも「貴重な栄養の源」とされ愛され続けてきました。
また戦にむかう武士や侍の保存食としても重宝されたそうです。
加工食品としてさまざまな食材に変身する大豆は、現代の食にもかかせない宝と言えるでしょう!
4.大豆はどこからきた?
さてさて、大豆は一体どこからやってきたのかと思ったら中国が始まりのようです。
さかのぼること紀元前2000年以上も前に、草として生えているものを育ててみたところ、
大豆を収穫できるようになったという。
日本に伝わったのは中国から朝鮮半島を通じて広まったとされています。
鎌倉時代に中国から交流を経て、仏教などの影響で肉食文化が禁止された頃から納豆、味噌、醤油などの加工された食材も出回るようになったんだそう。
5.大豆と枝豆の関係とは
皆さん、大豆と枝豆って同じ原料だったことを知っていましたか?私は恥ずかしながら主婦になるまで知りませんでした。
そんな大豆と枝豆の関係をみていきましょう。
<大豆ができるまで>
1.種をまき、芽が出る
↓
2.肥料&水やりを繰り返す
↓
3.緑のさやに枝豆が実る 枝豆の収穫!
↓
4.全体が黄色くなる さらに水をあげる
↓
5.葉が落ちカラカラに乾燥した状態になる
↓
6.根元から折り日陰干し 大豆の収穫!
と、熟す前の段階で収穫されたのが枝豆。
熟した後に収穫されたのが大豆となって誕生していたのです!枯れてしまったと思ってもさやの中でしっかり熟成されたものが大豆の正体だったのですね!
6.毎日摂りたい栄養が満点!
知らなかった栄養が沢山含まれていてびっくりしました!
大豆に含まれる主な栄養
- たんぱく質
- カルシウム
- ビタミンA/ビタミンB/ビタミンC
- 食物繊維
- 脂質
- 炭水化物
- 鉄分
なんとも以外だったのは、カルシウムは牛乳と同等、鉄分に関してはほうれん草より勝るくらいの栄養が摂れるんだそうです!
枝豆では、熱を加えることにより栄養が損なわれやすいですが、大豆ではより沢山の栄養が摂れる訳なのだ。
やはり「畑の肉」と言われるほどの偉大さですね!
7.大豆の種類の違いについて
大豆の種類には黄大豆、青大豆、黒大豆と色の違いによって区別されているようです。
数百種類あると言われる大豆なので、ここで違いを見極めておきましょう!
①黄大豆 皮の色は黄白~黄色の豆
節分の豆まきや、煮物などにもよく使われている一般的に多く出回っている大豆になります。
加工品としては納豆、味噌、豆腐などに多く使われています。
②青大豆 皮の色は青緑~緑色の豆
他の大豆に比べ大粒で、油分は少なめで糖分が多めといわれている希少な大豆。
ひたし豆としておせち料理などに使われることが多いそう。加工品としてはきなこ、煮豆に適している。
③黒大豆 皮の色は黒色の豆
黒豆(くろまめ)と呼ぶこともある。おせち料理にはかかせない煮豆として活躍することが多い。
最近では、黒大豆ポリフェノールが話題となり、黒大豆豆腐や、黒大豆納豆としても注目されているのだ。
8.大豆たっぷり簡単レシピ
大豆の栄養をしっかり補える簡単レシピを紹介します!
①大豆でハンバーグ
豆腐と大豆とお肉のコラボレーションでジューシーさもアップ!子供から大人まで大好きなハンバーグです!
<材料(3人分目安)>
- 牛豚ひき肉 150g
- 大豆水煮 150g
- 木綿豆腐 1/2丁
- 卵 1個
- 小麦粉 小さじ1
<作り方>
- 水煮大豆はなるべく細かくミンチする
- ボウルにひき肉、豆腐、細かくした大豆をいれよく混ぜる
- そこへ卵を割り入れ混ぜたら、最後に小麦粉を入れ混ぜる
- 形を整え、空気を抜き、フライパンでこんがりするまで両面を焼く
- お好みソースやケチャップをかけて完成!
②余った大豆で豆乳チョコクッキー
節分で余った大豆もいれてしまおう!
豆乳やきな粉を使い子供と食べれるおやつに大変身!カリカリっとした食感がくせになります!
<材料(20~25枚分)>
- 薄力粉 50g
- きな粉 50g
- ベーキングパウダー 3g
- 砂糖 30~40g
- 大豆 好きなだけ
- 板チョコ 1枚
- 豆乳 大さじ3~4
- ごま油 30g
<作り方>
- 薄力粉はふるいにかけチョコは刻んでおく
- ボウルに薄力粉、きな粉、ベーキングパウダー、砂糖を入れよく混ぜる
- そこへ豆乳、ごま油を入れゴムベラなどに持ち変えてよく混ぜる
- チョコ、大豆を加えて、粉っぽいようなら豆乳で調整し、ひとまとめにする
- 1センチくらいの厚さに伸ばし型を取る
- 180℃に温めたオーブンで20分焼き完成!
大豆とは…
今日は大豆についてお話してきましたが、大豆について少し興味を持ってもらえたでしょうか?
最近では食材だけでなく、美容としてもイソフラボンやポリフェノールなども注目されている大豆です。
しかしその原点は、中国で発見され、貴重な食材として古くから人々に愛され続けてきた大豆本来の価値が今に受け継がれているのでしょう。
豆腐、納豆を食べた時、その歴史を一瞬でも思い出してもらえる食品でありたいですね。
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